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ゲームプランナーが作業スピードを上げるための方法

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うちのプランナーは仕事が遅い!

という声はあちこちで聞くかと思います。

まあプランナーに限らずなのですが、比較的専門的な知識がなくてもできそうな仕事のように見えるのでやり玉にあがることが多いですよね。

じゃあ、どうすれば仕事が早くなるのかというノウハウを書いておきたいと思います。

■仕事を早くするやり方

仕事を早く進めるための方法って、基本誰も教えてくれないんですよ。

現場で何年もプランナーをやられている方も、「こうすると作業が早くなる」ということを教えてくれる先輩にあたったことがないのではないでしょうか?

作品のクオリティを上げることには目が行きがちで、そういったことは教えてもらったことは多いと思います。

でも作業を早くするためには、クオリティを上げることとは若干矛盾する手順を踏む必要があったりします。

それを実行するのは嫌だったり、気が進まなかったりするのは当然ですよね。

また時間がないからやっていた手順的な扱いを受けたりもします。

そういうネガティブなとらえ方ではなく、単純に時間がない時に行うと有効であるという見方をするだけで仕事を早く進めるための技術は身につくようになると思います。

■具体的にどうするか

実際「え、そのやり方どうなの?」と思うようなやり方も多いです。

でも、確実に時間の短縮ができる方法なのでだまされたと思って試してみてください。

①疑問に思ったら質問すること

確認してからとか、調べてから質問することをやめましょう。

他人の時間を奪ってもいいのでわからなかったら即質問です。

こいつ使えない、と思われるかもしれませんが即質問です。

これをやらないと作業時間が掛かります。

既に1回質問していたことで忘れているようなものも質問です。

ばつが悪いでしょうが、わからないまま進めているほうがチームに迷惑をかけます。

②ちゃんと説明すること

説明を省かないこと。

最初の説明をしっかり行うこと。

あなたは忙しいかもしれませんが、だったらなおさら説明に時間をかけるべきです。

後同じ質問が飛んできても、「前に言った」とか「なんでメモを取っておかないの」とか言わないこと。

これを言うと分かってないのに進める人が出てきます。結果すごく足を引っ張られます。

あなたの説明の仕方が悪かったと思うこと。

大体にして、自分が理解していることはいろんな積み重ねでそうなっていることが多いです。

要点だけ説明して記憶できたとしても、理解できているかどうかなんてわからないじゃないですか。

だから忙しくても何度でも説明するのです。

あなたの記憶をリセットして、あなたの説明でちゃんと理解できるかなんてわからないですよね?

この用語はみんな使っているのでわかるだろう、というのは非常に危険です。

そういう用語にしたいのであればどこかに定義を書いてきましょう。

説明を省くことに何にもいいことはありません。

実はこの①と②を徹底するだけで随分と作業速度が上がります。

往々にしてチーム単位で作業スピードが遅いのはこれが出来ていないためですね。

新人に対して「ちゃんとメモを取れ」とか「以前に説明したことを再度聞きに行かないように」とかいう人いるじゃないですか。

いやあ害悪ですね。

ベテランになったってできてないでしょ?

わからなかったら聞けばいいんですよ。その回転を上げないと作業速度は上がりません。

新人に効率の悪いことを教えて、さらにそれが下に伝えられてしまうので作業スピードが上がらないのです。

③必要なことはわかるところにまとめておきましょう

「Slackに書きました!」

とかは愚か者のすることです。あれは流れていくもので情報をまとめておくのに適したものではありません。

あと情報の階層とかSlackだとわからないですよね?

手段、ツールは問わないので流れないところ、まとめやすいところに書き記しましょう。

あとでそこのページを訪れた人が、必要な情報のもとにたどり着けるように記載するのです。

Slackはその資料へのリンクを乗せる場所です。

Slackに長文の説明を乗せる人が多ければ多いほど、あなたのチームの開発効率は低いのです。

④把握しなさい

記憶するのではなく把握するのです。

自分の担当範囲のことしかわかっていないから作業スピードが遅いのです。

プランナーであれば他人の担当部分の仕様を理解し、なんでそうなっているかに興味を持ちなさい。

逆に言うと、自分の担当部分以外の仕様がわかっていないのに何であなたの担当部分の仕様を決めれているのでしょうか?

そうやれとディレクターが言ったから?

であればあなたはただの作業員であり開発者ではありません。

ただの作業者の集まりの作業スピードが速いわけはないです。

把握していれば忘れなくなります。

一度聞かれるようなことは開発を通して何度でも聞かれることが多いです。

都度調べるようなことは非効率的です。

1度聞かれたらそれがどうなっているのか、なぜそうなっているのかを理解しましょう。

理解が伴っていれば覚えておくことが出来ます。

いちいち調べたり確認することがなくなるので作業スピードは必ず上がります。

⑤即決しなさい

これは「④」に繋がります。

把握していないから即決できないんです。

把握できていれば即決できます。

後で変更したっていいんですよ。

あなたが即決することで全体の作業が確実にスピードアップします。

そのスピードアップで得た時間があれば、変更対応が出てきても対応できます。

大体即決した結果と熟考した結果って大して変わらないことが多いです。

即決しているようで、意外に考えているものです。

あと即決した結果と熟考した結果で、どっちの精度が高いかってわかりますか?

調べたことなんてないでしょ?

効果的かどうかわからないことに時間をかけることがナンセンスだという事実ははっきりしています。

⑥やり直しさせることを躊躇しない

ゲームは最初に決めた仕様通りいかないことが多いです。

開発のスピードが速いチームは、いったん動く形にするのがうまいチームです。

ある程度動いているものがあれば修正点はわかりやすいです。

2度手間を省かせるために初期仕様を出すのが遅いプランナーが多いです。

それよりも早めにとりあえずの仕様を出してもらったほうが、絶対に早いです。

とりあえずの仕様を出せないから、どんどんハードルが上がって時間も無くなり、仕様を決定するのがより遅れていくのです。

逆に言うと、遅延するチームは大体とりあえず動くものが作れていないです。

炎上させるのが嫌であればとりあえず動くものを作ってください。

⑦ちゃんと確認しましょう

予想で進めることで遅れるものが多いです。

やってくれるだろう、で進める人は仕事が遅くなります。

やってくれてないだろう、で進められる人は仕事が早くなります。

あとなんで都度の挙動確認を怠るのか。

それを怠るから仕事が遅くなる。

更に説明した相手が理解しているかどうかを確認しましょう。

嫌がられたっていいんです。

相手が理解していると誤解したときは、かなり致命的な遅れを発生させます。

■なんでできないのか?

①~⑦に挙げたことを実践すると確実に開発スピードが上がります。

でもまあ多くの人は実践できません。

なぜか?

嫌われたり嫌がられたりするからですね。

あと残念ながら、こいつつかえないと思われる率も高いです。

こんなことも言わないと分からないの?と思われることは多いでしょう。

そんなことまで言われなくてもわかるわ、と思われることも多いでしょう。

そりゃジャズのように以心伝心で開発が進めばいいですよ。

でも開発で必要なことはその逆です。

本当に作業スピードを上げたいのであれば、①~⑦のようなことをちゃんとやりましょう。

年齢が上がってこれが出来ていない人は、本当にチームの重荷になることが多いです。

ちゃんと癖にできるようにしましょう。

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