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世界と戦うということ

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こちらの記事を読んでゲーム業界もサッカー業界も同じような悩みを抱えているなと思いました。

■世界基準で提供できないともう儲からない

ゲームであってもサッカーであっても、世界で通用する物しかもう儲からないのです。

今のように多様性の価値観があり、開発に費用が掛かる。さらに遊べる外国製ゲームもたくさんある。

こういう状況だと日本人向けのゲームを作っていても、なかなか満足できる収益を上げることはできません。

これはゲーム、サッカーにかかわらずそうでしょうね。

それこそ『鬼滅の刃』くらい売れればいいのでしょうが、そのレベルのヒットなんて狙って出せるものではありませんしね。

それ自体はみんな理解しているんですよ、でもってじゃあ世界基準の物を作ろうと思うと立ちふさがるのが国内のやりかたの壁です。

■前世代の成功者が管理職の割合が高い

前の世代の成功者は前の世代のやり方に固執することが多いですね。

成功体験を捨てることは難しいのはわかります。

会社で仕事をする場合、売り上げを上げたい人ばかりでないこともあります。

日本人向けのゲームを作りたい人に、それを行うなというのは結構難しい話です。

日本は豊かだった時代の記憶がまだ鮮明にありますから。

そのイメージが改革の邪魔になっている側面はあるでしょう。

特にゲームは世界一の開発力といわれていた時代があります。

その時に成功していた人の意見はないがしろにできないです。

■世界的なやり方が必ずしも継続するとも限らない

EAやKingの制作の仕方が、これからの開発の手本として取り上げられたことがありました。

その時は脅威でしたね。

合理的なやり方、規模の大きな開発。

もう日本の開発は一生追いつけないのではないかという危機感があったのです。

でもそういう未来はまだ来ていません。

ダーウィンが言うように、優れているものが残るのではなく変われるものが残るのでしょう。

会社が大きくなるとなかなか変わりにくくなり、だからこそ一強独裁のような状況は起きにくく、それは良いことだと思います。

■日本がどうだということが時代遅れかも

もう成功する人って個人単位の話で工夫しているかどうかになるかと思います。

日本だから成功できない、適菜話をしている人は若干ピントがずれているかと思います。

逆に言うと、ちょっと昔は個人単位でだとなかなか成功しにくかったんですよ。

それを考えると、ある意味夢のある時代になったのかもです。

昔のように成功している人の後についていけば、ある程度の尻馬に乗れた時代は終わってしまったのは少し残念でもありますが。

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