書評:花物語

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今回は「花物語」の書評を行っていきます!

■うーん

正直物語シリーズの中では、私にははまらなかったですねえ。

なので所要もさらっと流します。

神原のテーマで神原がしっかり出てきていますが。

神原はこれまでにあんまり登場していないですよね。

出ている回数というよりも、キャラクターの深いところまで掘り下げる感じがなかった。

言動は面白いのですが、他のキャラクターがとんがりすぎていてちょっと埋もれてしまっている気がします。

西尾先生としては書きにくかったのかもですねえ。

■内容は

ちょっと先の暦が卒業した後の話。

暦がいなくなった後の神原の高校生活がテーマです。

神原の母親と貝木の関係が明かされています。

そう考えると血統的に一番怪異に近いのは神原なのかもですね。

神原と昔のバスケの知り合いの話となっています。

■沼地について

悪いキャラクターではないと思いますが、暦が出ていない状況だとちょっと話が持たないですよね。

未来の設定で、神原の過去の知り合いとの話だと興味がわきにくいです。

それでも暦が絡んでくると面白かったりすると思うのですが。

なんやかんや言って、物語シリーズの一番の魅力は暦なんだなと思います。

■次の展開は?

「猫物語:白」で暦が何をやっていたのかがすごい気になるんですよね。

それがほったらかしにされているところが、私の一番の不満点かも知れません。

「傾物語」の西尾先生のあとがきで「ちなみにこの話のラストシーンから直接休憩なく、次の花物語に続くんですよ」といっていたので「傾物語」で八九寺と帰った後の話になるのかなあと思っていたのですが。

そこで「猫物語:白」で不在にしていた理由が語られるのかと。

まあそのあたりの予想を裏切っていくのは西尾先生の特徴でもあるので、何か考えがあるのかもしれませんね。

次作は「囮物語」、千石のお話ですね。

千石は「宿題やらなくても夏休みが終わった後に撫子が先生に怒られればいいだけの話なんだよ(要約)」というセリフを聞いてから一気に興味がわきました!

どういう展開になるのか楽しみです!

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