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コンテンツの点と線という話

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youtubeの中田さんの動画が批判を集めているそうですね。

ちょっと思うところがあるので書いておきます。

■まだ中間点なんじゃないの?

いやあ、プログラムの技術書なんて間違いだらけですよ?

「実例で学ぶ ゲーム3D数学」なんて割と評価の高いオライリー社から出ている書籍なのに間違いが多い!

だからといって書籍として意味がないわけではないです。良著だと思いますね。悪いところよりもいいところがたくさんあるからです。

まあ文春オンラインが上記のように批判してたりしますが、あんたらが言うなよって感じですね。

ゲームだって、小説だって、マンガだって、そりゃ週刊誌だって間違いをまき散らすことはあるでしょう。

大事なのは間違えたその後じゃないですかね?

■間違っているのは「点」、彼の成果は「線」

ヒカキンの過去の動画の何かを持ってきて、「こんな動画を撮ってるやつが成功するはずがない」って言ってたら頭おかしい感じですよね。

今の中田氏の映像がそういったものになるか、ならないかはこれからアップするものによるのではないでしょうか?

ここで辞めてしまえば「問題のあるコンテンツ」という扱いになるでしょう。

でもこの後、精度を上げて続けることができれば、「問題のある時期もあったけど良いコンテンツ」になるわけです。

コンテンツは続けていくことで線になっていきます。

良い「線」になってしまえば、部分的に悪い「点」があったとしても取るに足らないものになります。

スマホだって最初は使いにくかったし、アマゾンだってネット通販なんか不便極まりないものだったのです。

彼のことを批判している人は「点」を批判していて、彼を評価している人たちは「線」を評価しているわけです。

手放しで間違いを放任しろ、とは言いませんが「点」でしか評価できない人は「線」で評価できる人よりは下ですよ。

■良いコンテンツを生むには

現状取り上げている内容に対して勉強というか、研究が足りていないのはその通りなんでしょうね。

おそらく、今のペースで作成しないとコンテンツとして成り立ちにくい(集客できない)、けれども調査時間は足りない、といった矛盾を抱えているのではないかと思います。

でも個人意見としては、今のペースで進めていくことをお勧めしたいですね。

あくまでゲームの運営という観点の話なのですが、スピードが大事か、質が大事か、という話はよく出ます。

不具合が多ければお客さんは離れますが、更新が遅くても離れていってしまいます。

私の経験から行くと、更新スピードの方が質の確保より大事です。

世の中にコンテンツはあふれかえっていますからね。

他に面白いものがあって頻繁に更新されていたら、どんどんすたれていきますよ。

季刊よりは月刊、月刊よりは週刊、週刊よりは日刊の方がお客さんは集めやすいです。

集客できる → 利益が上がる → コンテンツを充実させる という良い循環が生まれます。

質を追っているとどうしても、この循環から外れてコンテンツ自体の価値が下がっていきます。

世の中には何年待たせても大丈夫なようなものもありますけどね。

でもコンテンツは代用品がたくさんあるので難しいかと。

「ファイブスターストリー」とか大好きで、どうにか連載再開されないかって何年も思っていたのですが、いざ連載再開したら全く読んでいません。

だってほかに読みたいマンガいくらでもありますから。

ドラクエだって、FFだって、リリースしている数がモンハンやポケモンに勝ててないから今の若い子たちに対するコンテンツとしての価値が下がっちゃったんだと思いますよ。

■こういった取り組みには

現在の日本経済の低迷は、新しい取り組みに対して揶揄する人が多いからです。

そんなことだから日本人のコメントだけ排除されるようなことが起きるわけです。

任天堂社員が「日本人のyoutubeへのコメントや評価を拒否してる」理由

今月のゴン格よりインタビュー抜粋 ...

紅白でのAIの美空ひばりが批判にさらされていますが、なんであれだけのことができてすごい、っていう話にならないんでしょうね。

将棋や碁のAIだって最初はひどい扱いでした。

でも今となっては人間がもうかなわないというのは、信じない人はいないでしょう。

批判していた人たちのおかげではなく、そういった声に負けず研究を続けた人たちのおかげです。

自動運転だって時期に人間の運転より安全になるでしょうね。

まあ、中田氏自体のファンではないので今後どうなるかはあまり興味がないのですが、彼に限らずこういった取り組みがどんどん発生して成功してくれるといいですね。

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