遊技機業界とゲーム業界は職種的に近いというか、両方を経験している方がどちらの業界にもいるかと思います。
遊技機業界といいましたが、いわゆるパチンコですね。
新型コロナにかかわるところでゲーム業界を含めたところで思うところがあり、記事にしたいと思います。
■休業要請について
今現在休業要請に応じないパチンコ店が問題になっています。
営業停止するのであれば保証するべきであるとか、あくまで要請なのに停止するべきかどうかという部分は別の議論として、この状況がどのような結果を生みそうかというところの話をしていきたいと思います。
今回一番問題になるのは休業要請を聞き入れない店舗側というよりは、行ってしまうお客さんのほうだと思います。
暇だから行く、というのであればまだよいのですが依存症が発生しており、行かなくてはいられないという人がかなりの数いるのではないかということが問題となりそうです。
今回は一部店舗がやっているということと、そこまで閉鎖要請が強いものでないのでいいのですが、もっと深刻な状態になったときにこの状況は問題となります。
新型コロナ終息後大きな規制が入る可能性がある、と考えたほうがいいかと思います。
知り合いには遊技機系の仕事をしている人も数多くおり、転職市場に影響が出てくるような気がします。
正直ここ数年遊技機系の人がゲームに流れてくる割合が大きくなっており、その逆が少なくなっています。
無責任な発言になってしまいますが、家庭を支える必要がある方などは早めに判断されたほうがいいかもしれません。
今回営業を継続してしまった店舗は、製造メーカーに負担を与えている可能性が高いということも考えてほしいですね。
■ゲームにまつわること
今回ゲーム業界はそこまで大きな影響を受けていないかと思います。
ただこの依存症、という部分に関しては気を付けておく必要があるかと思います。
ソーシャルゲームというのはある意味依存症的な効果を利用してゲームを作成しているところがあります。
パチンコなどと同様に依存レベルが高いという結果が出たときには、同様に規制される可能性があります。
じゃあどうすればいいのか、ということに関しての答えは難しいのですが、
・依存症を生むような仕組みに関しては気を付けて作成する
・依存症を生むような仕様を排除しても、ゲームの魅力が成り立つようにする
ということを行っていくことが重要でしょう。
端的に『面白いものを作ればよい』というところですね。
単純ですが本質だと思います。
■依存症について
ちょっと嫌なことを書きます。
タバコは吸わないようにしています。
中学生くらいまで父がヘビースモーカーでした。
父はくも膜下出血を患いタバコをやめたのですが
・タバコを吸っていると自分も同じように病気になる可能性がある
・それくらいの病気じゃないとやめられない
ということを考えて一切吸っていません。
タバコはだめですね。お酒好きとタバコ好きという人がいるとするじゃないですか。
本日お葬式なのでタバコやお酒やめておきましょう、というのがタバコ好きの方だとほぼできない。
同じ条件でお酒がやめられない人がいたら、もうお酒好きじゃなくてアル中ですよね。
タバコはそのような状態になりやすい。
今回コミケが中止になったじゃないですか。
ある意味よかったと思っていて、やらないとどうしても困る、という人がいるとそういった依存の問題が出てくるなと思っています。
今回の中止に関してSNSなどで過剰な反応をしてしまった人は考えたほうがいいです。
それを怖いと思う人は当然いて、そうなると規制を考えないといけないという人が出てくるんです。
続けていきたい、と思うのであれば周りに危機感を抱かせないような態度も必要かと思います。
更に言うならペットの話もなんですよね。
私はペットを飼わないようにしています。
動物は好きなのですが、例えば災害などで避難しないといけないようなときにペットおいていけない気がするんですよ。
災害があったときにそれで避難が遅れる、という人が少なからずいるようです。
でもこれもだめですよ。逃げ遅れた人でも救出は必要で、その救出する人たちにも家族がいるんです。
心を鬼にしてペットを置いていち早く非難できない人は、ペットを飼わないほうがいいと思います。
ペットは家族です、という人は困ります。ペットは動物です。人間と分けて考えてくれないと困ります。
ひどい話をしていると思いますが、いろいろな形の災害がどんどん増えてくると思うのですよ。
そうなったときのことまで考えて生活しないといけないんじゃないかって、最近思います。
特殊な状況になったときの社会コントロールとして、依存症の予防というのは大きなキーワードになってくるかと思います。
当たり前のようにそういったことを意識して仕事をしていかないと、ある日突然成り立たなくなる日が来るかもしれません。