勝手に3話構成だと思っていたのですが、トランスミッション(4)が来ました。
次回は第二部のラストということで、怒涛の展開が予測されます!
■ユーキの想い
ユーキが自分にとってのベストを考えています。
家族、自分の仕事、友達。
特に済むところの問題が大きそうですね。
私も地方出身者なので考えたことがあります。
でも、考えるだけ無駄です!人生は自分の思った通りに進んでくれません。
特に今みたいに外からの影響もあるでしょう。災害もあるでしょうし、体を壊すこともあるでしょう。
目の前にある一番いいものに飛びついていくのが、一番効率がいいと思います。
私は東京に出たかったのに名古屋で就職することになって、落ち着いたころに会社の都合で強制的に東京に移動させられました。
その後地元に戻ってきてはいるのですが。
両親の介護のことなんかも影響したりするかもしれません。
都度大丈夫かかなと思ったのですが、意外に選択肢は多いです。
どこの現場にも能力の高い人はいますしね。自分がちゃんとしてればちゃんといいゲームが作れます。
■タツヤの想い
サイバーコネクトツーに入りたい、ということですね。
目標があることはいいことです。具体的な方が頑張れるでしょう。
ただ、柔軟に考えてもいいかと思います。
どうしても行きたいところの面接で幻滅したり、思いがけない会社がよかったり。
就職はある意味運ですから、入れたところがよかったところくらいに考えておくのがいいかと思います。
「どこに入るか」ではなく、入った後にあなたが「何をするのか」が重要です。
「自分が好きなことができるとは限らない」と言っていますが、それなりにできたりしますよ。
ちゃんとやりたいと口に出していて、努力していれば。
いきなりビッグタイトルのディレクターは無理でしょうが、得意な人がいるならその要素を入れてみるかという柔軟さがゲーム業界はあるほうだと思います。
■お前次第
カナンはオーディション受かったみたいですね!
おばあちゃんも東京で一緒に暮らしてもいいと。
うーん、個人的にチャンスがあって飛び込めるなら飛び込んじゃったほうがいいかと思います。
例えば今評価されているからと言って、3年後とかに同じ評価がでるかどうかは本当にわからないんですよ。
順調に得られたものこそ、その価値がわかりにくかったりします。
やってみて、声優はやりたいこととは違った、ということもあるわけです。
であれば早いほうがいいですしね。
決定を任せられたユーキは苦悩していますねー。
例えば自分がすでに札幌で就職していたとすれば、またいえることも違うのでしょうが。
■ユーキも一緒に東京に行くか
いやあ、そんな選択大変ですよね。
妹が心配ならそうなるのかー。
ネタバレというか、タツヤもユーキもサイバーコネクトツーに所属することはわかっていますので。
東京スタジオ勤務になるんですかね?
「アニキ自身の『夢』を追いかけてほしい」
いいこと言いますね。私は自分の進路をかなりちゃらんぽらんに決めてきたので、どの口で言うのかといわれそうですが、どういう結果でもいいのでちゃんと納得するまで考えるのが重要なのだと思います。
どんな結果になったって少なからず後悔はあるんですよ。それこそイチローにだってあるでしょう。
ちゃんと考えて出した結果なら、その後悔をしたときに立ち直りが早くなります。
次に進むときの速度も速くなりますしね。
■みんなで僕を説得する会
はは、わかってるならもう『ハイ』というしかないですね!
話はそれますが、ゲームの仕様を決定するときにもそういう会が開かれることがあります。
プロデューサーを説得する、ディレクターを説得する、プランナーをデザイナーをプログラマーを、いろんな説得が行われます。
それがなければもっと楽に開発できるのにと思いますが、やはりそれがあるから面白くなるんだとも思います。
それぞれに想いがあって、それを踏みにじってでも進むことが重要なことがあります。
当たり前と思うのではなく、ちゃんと踏みにじったことを心に刻まなくてはなりません!
■アキラ先輩
中学の先輩で専門学校の食堂で働いているアキラ先輩。
今は実家の居酒屋でも働いている。流行に乗ってスープカレー屋さんをしていたこともある。
実際はいろいろと大変だったのでしょうが。
そんなアキラ先輩に「人気商売は」ということを語るタツヤにお冠のようです。
「ゲームってのはそんなに偉いのかよ?」
うーん、偉いと思ったことはないですね。
お金を稼ぐという費用対効果でいえば低いと思います。
多分別業種で今までくらい働いていたらもっと年収がいいと思います(笑)
でも、他の仕事だと今くらい頑張れなかったでしょうねえ。
でも日々働いているアキラ先輩からすると学生さんの発言には思うところがあるのではないでしょうか。
専門学校生時代編のテーマは『夢とはなにか?』というところな気がします。
言葉にするのは簡単なのですが、人それぞれでとらえ方が違うものでもあると思います。
さあ、『チェイサーゲーム』では夢という言葉に何らかの答えを出してくれるのか!
次回も楽しみです!
■おまけ:今まさに専門学校の生徒である皆さんへ
特に就職年度の学生さんは大変だろうと思います。
なんで自分の年にこんなことにと。
採用を絞るところもありますし、例年の就職活動通りではうまくいかないことも多いでしょう。
準備してきた人ほど被害を受ける状況なわけです。
それでも頑張って業界まで来てください、としか言えないです。
開発の現場も日々不安や理不尽な状況に見舞われます。
それでもゲームが好きなのであれば、ゲームを作るのが好きなのであれば「入ってよかった」と思ってくれると思います!
『チェイサーゲーム』を読んで気持ちを盛り上げて挑戦してください!
今年就活の方にちょっとしたアドバイスの記事も書いてますので、よろしければ参考にしてください!