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ゲーム業界に就職しようとしている学生さんに聞いておいてほしい話

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最近新卒の採用なんかを担当しているのですが、今自分が学生だったら大手に行くか、中小の会社に行くかどちらだろうということを考えます。

以下はあくまで「できるだけ良いゲームを作りたい!」ということを考えたら何が最善手か、ということに関して話をします。

特に会社に対するこだわりがなく、自分の能力に自信があって、ハードワークに耐えられるなら大手に行くのが一番です。

大手に行ってディレクターになって自分の作りたいゲームをヒットさせるのがいいですね。

それが一番勉強になります。

ただ大手に行ったけどディレクターになれなかった、重要なポジションを任せてもらえなかった、という状況で10年経つとキャリア的には詰んでしまっているような気がします。

実際は実力がある、というような状況であればいいのですが大手って見る目だけはあることが多いので、やる気があって能力があれば大概重要なポジションは任せてもらえると思うんですよね

大手に入ったはいいけれども重要なポジションをやらないまま10年経つと、まあ役立たずになりますよね。

それよりは中小でいいので重要なポジションをやっていた方がいいです。

最初の能力が低くても、重要なポジションを任されて10年も経つと優秀なゲーム開発者になっていることが多いですね。

じゃあ最初から中小の方がいい?というとまた話が違って、中小はどうしても仕事に制限がかかることが多いです。

デベロッパーとして開発するとなるとパブリッシャーの偉い人ガチャに失敗すると、意味のない振り回され方をされることがあります。

あと中小のパブリッシャーは会社がつぶれてしまう、という問題もあります。

つぶれるのも問題ですが、つぶれないようにするために無理して少人数で回したり、ボーナスが出ないから能力の高い先輩がいなくなったり。

そういったことはじりじりとボディーブローのように効いてきます。

だからいけるのであれば、とりあえず大手に行くのが一番。

さらに狂気を含んだ話になると、うまくいっていない中小に行って異常に忙しいところをわざと経験して成長する!という方法もあります。

サイヤ人じゃないんだからそんな簡単な話ではないですが、確かに成長はしますね。でも身体を壊すことも多いのであんまりおすすめもできません。

その人の能力はもともとの資質+(作り上げた物の量×質)なので忙しい方が能力は伸びます。

平日はがっつり働いて休日は自分の勉強、というルーティンがつらいなという人は良いゲームを自分主導で作るというレールからは外れちゃったほうが幸せでしょうね。

有名クリエーターの人なんて能力があってさらに、チキンレースのように作業をやってたまたま身体を壊さなかった人でしかないですよ。

現場に来ればわかりますが、能力があって努力している人なんてたくさんいるので、そこから頭角を現すのなんて並大抵なことじゃないです。

効率よく!とか言いますけどちゃんと考えて作業をやりつつ量を経験してないと本当の効率のよさなんて出てこないんじゃないですかね

20代なんて誰にも1回きりですから、完全にこれが効率が良い!なんてわからないですよ。その時々によってなにが正解が変わりますし。

転生でこの人生2回目だ!っていう人じゃなければ時間をかけてた人にはかなわないのが事実です。

よほど運が良ければ単発では勝てるかもですが、本質的な能力の部分では負けちゃうんじゃないですかね。

自分なんかは若いころは、そのチキンレースに参加してたくちですね。

でも結婚して子供ができてレースからは降りました。

それでもだれにも負けないゲームは作りたいですからね。チーム員に好きなことをさせてたまたまうまくいくといいな!という方法で臨んでおります(笑)

ただそういったことができる立場になれたのも、それをコントロールできるのもチキンレースをやっていた最中の研鑽によるものです。

ただ時間やればいいわけじゃなくやり方を工夫しないといけないし、できないところを頼まれてやり遂げないといけないし、個人的な勉強もしないといけないし。

かけ的なところに勝てたからたまたまなところもありますしね。

私も最初はいわゆる大手と呼ばれるところで開発者をやっていました。

その後転職して中小を回っている感じです。

同期の子たちとこの間集まったのですが、もうほとんど管理ばっかりで開発やってないですね。

正直かれらと同じように今から開発をやったら絶対負けませんよ。だって相手はもう現役じゃないですから。

大手にはそういった側面もあるわけです。

それを良しとするかどうかはその人自体ですかね。

まあ自分が今から就職する立場になるとしても、大手からスタートするでしょうね、というところでいったん締めたいと思います。

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