こちらのまとめを読んで思ったことを書いておきます。
■「はがねのつるぎ」をどうやって手に入れるのか
言っていることに関しては大まかには賛成なんですよ。
私も子供のころにパソコンをもらえたことで、今の職業に着けているように思います。
ただやみくもに「はがねのつるぎ」を渡してもよくないかもしれません。
私はPC買ってもらえなかったんですよね。それでもしつこくほしいと繰り返していたら父親が知り合いからもらってきてくれたんです。
すんなり買ってもらえていたら、そんなに執着しなかったかもしれません。
しかもベーシックマスター レベル3 マーク5っていうかなりマイナーなパソコンだったのです。
マイナーだったから唯一プログラムが載っていたマイコンベーシックマガジンにたどり着いて、だからこそ得られたものが大きかったように思います。
普通にMSXのパソコンだったら、今の自分があるかどうかはわからないですね。
■適切なものを渡せると思うのは思い上がりかも
うちの父親は知識があるわけでも、しっかり考えて当時のパソコンを渡したわけではないです。
たまたまですよね。
ある意味自分がそのたまたまを活かすことができただけだと思います。
息子にパソコンを使えるようにしたり、scratchでプログラムを教えたりしていますが、自発的にやりたいと思う気持ちがないと長続きしないように思います。
また最近よく考えるのは、今PCを渡してプログラム覚えさせて、それが息子が大人になったときに役に立つのか?ということ。
技術がどうやって伸びるのかというのはわからないですから。無駄になってしまうこともあるような気がします。
息子は私に見た目がそっくりなのですが、勉強させている割には算数が苦手です。
逆に暗記能力はすごくあります。(私は全然ありません)
よく似ている自分の息子であっても、どういう適性を持っているか判断するのは難しいです。
確かに戦士だったら「はがねのつるぎ」が与えられるとよい結果が出るでしょう。
ただ魔法使いだったら無駄になってしまうわけです。
■新卒採用で思うのは
元の記事をくさしたいわけではないのですよ。
最近新卒採用をしていると思うことがあるのです。
やっぱり2年制の専門学校の子よりも、3年制、それよりも4年制の子のほうが有利だということです。
採用は横並びで判断されますが、学生生活の1年の差は大きいです。
年が若いから将来性を見て、というのは社員として取る際にはあまり考慮されません。
あと奨学金の返済や、金銭的な問題で一人暮らしができる出来ないで就職の選択が狭まる子もいます。
そう考えるとお金が残っているのはあながち悪いことではないと思うのです。
本人が強く要望しているものがあるのであれば、あと過程で余裕があれば「はがねのつるぎ」を渡してあげるのもいいかと思います。
でもそうでないのであれば「はがねのつるぎ」をかえるゴールドがあるというのも、悪くない状況だと思いますよ。