ちょっと印象的なタイトルをつけてしまいました。
たまにやりたくなるんですよね。
■インタビューされたとは
まあ単純に堀江さんが逮捕されたときに六本木ヒルズで働いていたというだけです。
2006年ですからもう14年も前ですか。
当時はちょっと物々しかったですよ。
前日に会社メールで捕まったという情報が流れて、明日はマスコミが来ると思うけど絶対答えないようにというお達しがありました。
えー、全然関係ない会社なのにそんなことあるの?って思っていましたが本当にそうでした。
翌日出社したらビルの前でマイクを持ったテレビ局の人が質問してきました。
『堀江さんが逮捕されましたがどうお考えでしょうか?』
って。日テレのワイドショーでしたね。
ああインタビューってこんな適当に行われているんだって思いました。
私は言われた通り無視して通り過ぎたわけですが。
■堀江さんについて
六本木ヒルズってエレベーター乗り場が奇数階と偶数階に分かれているんですよ。
そして大まかに階ごとに区分けされているんです。
私の会社はライブドアと同じエレベーターを使う区間にありました。
当時エレベーターに乗るときにどこかで見た人がいるなって、会釈したんです。
上記のような作りなんで見たことがある人ってたいてい同じ会社の人なんですよ。
そしたらその人が「何だこいつ」っていう顔したんですよね。
何だ失礼な人だなって思ってよく見たら堀江さんだったわけです。
こっちは見たことあるけど向こうはないのでそりゃ変な顔しますよね。
生で見てみると意外にこわもてでかっこいいですよ。テレビで見るような太っている感じはありません。
年齢も近いことから少し親近感があります。
■前置きが長かったですが
言いたいことはこういった昔話ではなく、あの時の事件が今の日本の経済のターニングポイントだったなということです。
ニッポン放送買収計画があったじゃないですか。
当時堀江さんはフジテレビは今の形態だと持たなくなるからコンテンツ会社のような形にするべきで、買収でそちらに舵を切りたいということを言っていました。
当時は大きな反発がありましたが、今振り返ってみるとまさに言っていた通りですね。
フジテレビの持っている資産をコンテンツ化して海外に販売したり、ネットも含めた放送形態に移行していれば今の苦境はなかったかと思います。
いまだにその反省ってフジテレビから出てこないじゃないですか。
それが非常に違和感があるんですよね。
あと逮捕されたことも大きな影響があったかと思います。
たびたび堀江さん自身が自分以上に問題を起こしている人が捕まっていないのに自分は逮捕されたといっています。
それは確かかなと思います。
まあ逮捕されたことそのものよりも、投資先として日本のIT企業が危険だという判断をされたことの方が大きいと思います。
既得権益のある会社の方を大切にして、新興企業を逮捕するような動きがある国では新規事業は生まれなくなりますよ。
その後日本以外ではIT企業が収益を伸ばし、日本がそれに乗り遅れたことがそのまま今の経済の苦境の原因となっています。
あそこがうまく回っていたらどうなっていたのか、そんなことを今でも考えますね。