さあ、前回の話でかっこよく登場した松山社長!
ユウキは相談しているようですよ。
何気に描かれている社長室の石仮面が気になります!
実はCC2さんで作成されたジョジョのゲーム、仲の良い先輩がかかわっているんですよ!
ゲーム出たときにかなり評判が良かったのでうらやましく思ったのを思い出しました!
というのは置いておいて感想スタートです!
■ただもうどうしたらいいかわからなくて
ユウキがカナンをどうするべきかで悩んでいます。
どうしようもない状況というのは存在します。
自分だけで考えているうちは考えがまとまらないし、どうするかの答えが出せません。
他人に聞いてもらうことで客観的な意見を得ることが出来ますし、そこで初めて一番ましな案を採用する決心がつきます。
報連相が必要だ、というのもこれなんですよね。
自分が「取り返しのつかない失敗をしてしまった!」と思うことも傍から見るとそうでもないことが多いです。
世の中に「取り返しのつかない失敗」をしている人は結構いて、それなりに対応策もあったりします。
自分しかやっていない「取り返しのつかない失敗」を作り出すのもなかなか大変です。
■ウチを退職しろ
そんなユウキに松山社長は退職することを勧め、1枚の名刺を差し出します。
これ言おうと思ってもなかなか言えないんですよね。
優秀な人材を失うとこは会社にとってつらいことです。
新卒採用って本当に大変なんですよ。
計算するとかなりの金額掛かります。
売り上げと社員数を調べて「全然取り分が少ない!」と騒ぐ人がいますが、毎年ちゃんと新人が来るのは当たり前じゃないですからね!
そんな状況で社員のためを思ってだとしても退職を進めるのは勇気が必要なことです。
この名刺の人はモデルの人がいるみたいですねー
あ、気づかれた。 https://t.co/0EL7owGfPg
— 松山洋@ヒノカミ血風譚 (@PIROSHI_CC2) October 4, 2021
このtwitterのやり取りを見て笑ってしまいましたが。
■フリーディレクターのインセンティブ契約
確かに4000万を手っ取り早く稼ぐのであればこの方法ですかね。
実績作れなかったらクビなのもそうかと。
実際にそんな会社あるの?
ええ、私が知る限りでも有ります。このゲーム作っている会社だよ、といえばゲーム好きだったら知っているかなあ。
そこは「売り上げが上がったらインセンティブ取り放題」、ですが制作する人を集めるのも自分で行わないといけないです。
リターンがあるところはそれに見合うリスクもある、当たり前ですよね。
■こんな僕なんかのために
ユウキが松山社長の計らいに驚いていますね。
でもいわゆるお金持ちってこういうタイプの人が多いです。
人のために何かをすることに躊躇がない人。
これは自分のためになることだからちゃんとやる、これはならないから手を抜く。
という人はあんまり成功しないですよ。
大事な時だけに全力出してるひとは全部全力な人に負けてしまう。
まあその分他人に求めるものも多くなりますけどね。
■インセンティブ契約により成功報酬
そしてユウキは転職し、無事成功報酬を得てカナンの手術費用を捻出することに成功するわけです。
これ軽く書いてあるけど大変ですよ。
若いうちにディレクターになるのは本当に大変。
やっかみはありますからね。脚を引っ張ってくる人山ほどいます。
成功しだしたらしだてたで、怠ける人出てくるし。
インセンティブがもらえるほどの成功は初動が高くて、さらにそれを継続しないといけない。
それのトップに立つにはいろんな困難が待ち受けます。
ユウキが松山社長にしたような相談を受けることも出てきていたでしょう。
というか、チェイサーゲームの時期設定は絶妙ですね。
ユウキにとって幸運だったのはこの時期にソーシャルゲームが流行したこと。
若いディレクターに任せることもあったでしょうし。
この時期設定でなければ成り立たなかったかな。
このあたりのリアリティのだしかたは、松山社長流石ですね、と思いました。
■俺は『独立』しようって決めてたんだ
ユウキはタツヤに独立の話をします。
そしてそこにタツヤ軍団が!
良い話です。
ゲーム会社に投資をしている人に話を聞いたことがあるのですが、お金出すなら35歳までに独立してないと出せないと言っていました。
あくまでその人は、ということではあるのですが。
はっきり言って技術なら、もっと年齢の高い人のほうがあったりするわけです。
独立して成功させるのは技術や知識、経験だけではなく若さゆえの行動力が大きい。
さあ、この後の展開はどうなるのか?
次の話も見逃せません!
■ボーナスを得る
前話の感想でこれを話していませんでしたね。
実際売れたからと言って臨時ボーナスが出ることはまれです。
コンシューマで売り上げ10億ぐらいのゲームをディレクションしたことがありますが、ボーナス30万くらいだったかな。
正直そんなもんですよ。
でも1件とんでもないボーナスを得た人の話を聞いたことがあります。
その人は今では誰でも知っているビックタイトルのプログラマーをしていた人。
給料を売り上げの何パーセントもらう、という契約で担当していたそうです。
正直リリース前はそんなに売れると思われていなかったようで、優秀なその人を予想売上で雇えるなら安いという感じだったようです。
でもふたを開けたら何百万本という大ヒット!
まあすごい金額が支払われたようです。
その方は外国籍の方だったのですが、日本人はこういう交渉苦手ですよね。
お金を得たいのであれば交渉だって立派な仕事です。
そこで手を抜いていたら、大金を手にすることはできませんよ!