CGWORLD 2021年12月号まとめ

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■特集:Megalis[メガリス]VFX

トンコハウスが現在制作中のNetflixオリジナルアニメ『ONI』のCG制作担当として注目を集めているプロダクション、Megalis VFX。2017年の設立以来、日本に拠点を置きながら海外のVFX案件を積極的に手がけ、圧倒的なクオリティを生み出し続けるその技術力に迫る。

・HISTORY
Megalis VFXの今までとこれから

社名にVFXとあるがCG全般に関しての会社のよう。
世界的なコンテンツ制作にかかわってきたクリエーターの方が日本で企業してくれるのはうれしい。
日本が好きで日本の会社に入ったのに、そこに関しては期待外れだったのかなあ。
実力のある海外のクリエーターが日本の企業に入って活躍するのを見たことがないんだよね。
そのあたりは課題だよなあ。

・PROJECT 01 『Xiaomi Mi6 Mercury Silver Limited Edition』PV

時間がない中で作成しているので正直そこまでこったものではない。
ただ限られた時間の中で最善手を選択していると思う。
見た目かっこいいしね。
会社の立ち上げ時期でもあったと思うけど、良い作品を作り、会社の基盤になるような技術も構築しているのだと思うと大変だろうと思うし面白くもあったのではないかなあ。

・PROJECT 02 『プロジェクト・ブルーブック』
・PROJECT 03 『ザ・ネバーズ』

これもそこまで凝ったものではないかと。
ただこの手の映像をつくると、浮いちゃうんだよね。
明らかにCGだっていうことがわかるようなものになりがち。
優秀なクリエーターの人が作るとちゃんとなじむんだよね。
この作品もそうなっています。
正直デザイン的なことはわからないのだけど、ちゃんと輝度とか彩度とかがあっていれば違和感がなくなるのかなあ。
それとも「水の中でにできる泡」とか「炎」、みたいな漠然としたものであってもちゃんと視覚的とらえられているのか。

・PROJECT 04 『S.W.A.T.シーズン3』

日本を舞台にした映像作品の対応を求められ、それにこたえている。
日本で会社起こしているとそういったお仕事も来るんですね。
加えて海外の制作方法を理解しているとなれば、この会社に頼むよね。

・PROJECT 05 『ONI』

VFXというよりもほぼフルCGのお仕事。
屋久島の映像なんかを見ると取材能力も高いし、そこの風景の良さもわかって作成していると思う。
部分的にであれ日本を舞台にしてコンテンツを作りたいという需要は世界的に増えてくるだろう。
そういう要求に対して子のクオリティで答えられるのはすごいね。

■「TOKYO GAME SHOW VR 2021」

ゲームショウを題材にしたVRコンテンツの紹介。
メタバースブームに乗った感じなのかな。
個人的にはもうちょっとゲームよりのほうがいいのだけど、そんなの短期間に作ってくれる会社ないかな。
こういった取り組みって単発になりがちなんだけど、同じシステムの使いまわしでいいから積み上げていってくれないかなあ。
見せる工夫とか、アバターの選択なんかはすごくいいけどゲームの魅力を紹介する媒体としては、まだこういったやり方だと厳しいのではないかと思います。
もっと解像度もスペックも必要だよね。

■『映画トロピカル~ジュ!プリキュア雪のプリンセスと奇跡の指輪!』&TVアニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』エンディングムービー

プリキュアのエンディングの3Dモデルの出来ってすごくいいですよね。
そのこだわりが垣間見える特集でした。
プリキュアがいいのは個別で作成しているというより、ちゃんと積み上げて作成していると思われるところ。
ゲームだと作品が新しくなると割と作り直しが多くて、無駄が多い。
ちゃんとこうやって積み上げていきたい。
どうしたらかわいく見えるモーションになるか、そう章句品に対してのリグの打ち方、効果的に動きを見せるモデルのプロポーションなど参考になるもの多し。

■Game Graphics Studio

『Tales of ARISE』の紹介。
非常にモデルの出来がいいな。個人的にはこんなのが作りたいと思います。
ただ私は少し古い人間なので私にストライクということは少し古い感じなのかも。
これくらいの顔のバランスだとフェイシャルが効果的になると思う。
身体のモデルの見栄えもよい。目なんかはうまく作ってますね。
影のつけ方がかっこいい。あと光のエフェクトなんかもよい。
良いアートディレクターの人がいるんでしょうね。

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