CGWORLD 2021年6月号まとめ

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■特集:ゴジラ S.P〈シンギュラポイント〉

〉日本が世界に誇る『ゴジラ』シリーズを、作画と3DCGのハイブリッドで描いた本作。ゴジラをはじめ、怪獣やロボットなどの3DCGパートを一手に担うのがオレンジだ。得意のVFXをふんだんに散りばめた新生アニメゴジラ、その真骨頂にせまる!

ゴジラ特集ですか。まあゴジラは子供時代に見たことがありますがそこまで思い入れがないですね。
ウルトラマンのほうが好きだったなあ。
メタルギアソリッド:ザ・ツイン・スネークスの北村龍平監督の『ゴジラ FINAL WARS』は観に行きましたが、正直あんまり覚えてないなあ。
『シン・ゴジラ』は面白かったのですがねえ。
IPとしてはかなり優秀なゴジラのアニメ化、という所で、どう制作されているかの特集です。

・Key Man Interview #01 プロデューサー・吉澤 隆

正直あんまり興味をひかないインタビューでした。
使用されている画像が古臭いなあ、というのが正直な印象。
でも監督が『ドラえもん のび太の南極カチコチ大戦争』の高橋監督ということで、そこはテンションが上がりました!
カチコチ大戦争は出来が良かったので。
子供の反応も見てみたいし、ちょっと見てみましょうかね。

・Making of“ゴジラ” デザイナーが頭に思い描く怪獣を3Dで実現するためのステップ

紹介されているゴジラのモデリングはきれいの一言。
本職の3Dモデラーではないので、詳細な良し悪しはわからないですがキャラデザの良さをちゃんと表現されている。
テクスチャ対応後もかっこいい!
質感もすごいですねえ。ちゃんとCGとして素晴らしい。
こういう仕事ができる人が映像でちゃんと活躍しているのであれば、ゲーム業界に流れてくる人が少なくても当然ですね。
ゲームとか映像とかシームレスになってきているので、そこまで悲観することはないですが。
口の開閉セットアップも、本当に参考になります!

・Making of“怪獣” ラドン/アンギラス/マンダ/サルンガ

アンギラスはかっこいい。どうせ怪獣をCGにするのならごつごつ複雑な形状のほうがいいと私は感じるようです。
ヒカルギミックを踏まえてデザインされている(と思う)ところも、抜け目がないなと。
その他は正直あんまり好みでもないし、目も引かない感じです。

・Making of“ジェットジャガー” 怪獣と正反対のアプローチによるアニメらしい誇張表現

こちらもあんまり好みのデザインではない。
レトロ風でももっとかっこよくできたのでは?
足の動きの紹介は非常に参考になりましたが。

・Making of“VFX” リアルに構築した質感をアニメの文法に落とし込む

質感系の特集はすごいの一言。技術的にはそこまでではないと思うが表現能力が高すぎ。
やっぱり良い絵を描ける、というものが根っこにあると強いですね。
エフェクト系はちょっと残念。
炎などを単体で見ると格好いいのですが、その背景の建物とかとの質感というか世界観があっていない感じ。
そのあたりがちゃんとしていたらもっとかっこいいのに。

■Game Graphics Studio:「ウマ娘プリティダービー」

出来が良いとの評判のウマ娘。私は基本競馬が好きだったりするので、はまりすぎが怖くてやっていません。
競馬+アイマス、という言い方は若干語弊があるかもしれませんが素晴らしい企画力なんですよね。
モデルの出来は当然いいのですが、携帯向けでこれを実現するのはすごいです。
競馬ってコースも結構ポリゴン数を食いますし、最大でどれだけ画面に入ってくるのかが読めないのでポリゴン数を抑えたくなるんですが。
アセット管理も大変なんだろうなあ。
今年のCEDECの講演でも出てきて人気を博すんでしょうねえ。
ライブでこういうシーンを見せたい、という方針があってそれに沿ったモデリングになっていると思います。
ライティングやエフェクトがちゃんと映える作りになっているかと。

■アニメCGの現場:「ガールズ&パンツァー 最終章」第三話

コンテの描き方や演出の作業指示が紹介されていますが、これはいいですね、機会があったら真似しよう。
どの紹介も参考になるものばかり。
え、こんなにちゃんとしたCGなのか?と驚きました。
こういう記事が増えるといいなあ。やっぱりやっているところはちゃんとやっているのですねえ。
UE4がわかっている人がゲームではなく映像に行ってしまっているのか。
映像でUE4を使うのが当たり前になってきているからなのか、ううむー。

■総評というか

今回は見どころのある特集が多くて満足。
ウマ娘もガールズ&パンツァーも、もっとページをとってほしかったなあ。

いつもこの記事を書くときにボーンデジタルのHPを見ているんですよ。
そこに乗っている目次に沿って記載しています、というかしていました。
なぜ過去形かというと、このCGWORLD6月号の紹介記事がなかったのです。
最近力が入っていないなあ、と感じることが多く紹介もなくなるとはちょっと先行きが心配ですねえ。

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