本日は「ルイージマンション3」のレビューです!
序盤3時間くらいまでのところをゲーム仕様を中心にレポートしていきます。
ネタバレ上等で進めていきますので、内容を知りたくない人は回れ右でお願いしますねー。
■オープニング
印象ですが、PS4のゲームと比べるとどうしてもスタートのパッと見の見栄えが悪いですね。
モデリングの技術やキャラクター造形自体は素晴らしいのですが、何分マシンスペックが足りないのでしょうね。映像的な効果が少ない状態では一昔前のゲーム映像の印象がぬぐえません。
あともう少しストーリーをちゃんと説明してもいいかもと思います。
ユニバーサルデザインというか、主人公の会話がなくても伝わるように、世界中のどこの人がやってもわかりやすい感じにしているのは理解します。
ただ前作をやっている人はいいのですが、本作からやり始めたお子さんには少々わかりにくいかと思います。
また最初走れなかったりカメラを回転させられなかったりするのが、少し不便。
でもここはしょうがないんですよね。カメラを回転できるように作ると一気に迷子になってしまう人が増えます。
特にお子さんは3D空間を把握する感覚が成長していないので、本来は2Dのほうがわかりやすいのです。
画面の中の動いた方が嬉しいものの作りこみはかなりちゃんとしてます
カーテンの動きや移動させることができるオブジェクトの動きは単純に物理計算しているだけではなさそうな動きをしています
摩擦係数の調整をかなり細かくやってるのではないでしょうか。
触った時に気持ちよく動く、見た目と予想した動きにズレがないようにちゃんと調整してあるのは面白いゲームの条件なのですが、実現するのは本当に時間がかかるんですよね。
最初のキングテレサに追いかけられたところでいきなりゲームオーバーになったんですが、さすがに分かりにくくないですかね。
挙句やり直す時のロードが長いし。ここにゲームオーバー入れる意味あったのかな?本編では3時間やってもゲームオーバーにならなかったのに。
ちょっと仕様が片思いしちゃってる気がします。どうしても覚えてほしい操作があるのであればこのようにゲームオーバーをは入れるのは有効なのですが、ここは特にそういう操作がありませんし。
■オバキュームを手に入れてから
オバキュームを使う所のチュートリアルは、 わかりやすいし楽しいしで最高ですね。 こういったところはさすが任天堂という感じです。
序盤もう少し簡単にサクサク進んでもよかったのじゃないかなあと思います
謎解きをしたいというユーザーも多いと思いますが、ゲームセンターのルイージマンションから入ったユーザーはお化けと戦いたいというモチベーションの方が高い可能性もあります。
あと序盤からお金を集めさせますが、その辺りが何に使うのかしばらくわからないのでモチベーションが保ちにくいのかなあと思います。
最初のボス(荷物を投げてくるお化け)、戦闘を徐々に難しくしていく形式としては最適です。単純にライトを当てるばいいという時だけではないということを教えていますね。
■オヤマー博士をたすけてから
テレサイトのサウンドがジャズっぽくてかっこいいですね。
こういったところにセンスのいいものが配置されていると、途端にクオリティが高く感じますね。
オヤマー博士を助けるまではノーヒントでかなりしっかりと部屋を探索しないといけないのですが、見つけてからはそんなに時間をかけなくても進めることができます。
うーん、逆じゃないかなあ。引き出しが背景に馴染みすぎて見分けがつかなかったりして、序盤でくじけてしまう人がぼちぼちいるのではないかと思います。
新要素であるキューショットを覚えさすための階ですね。お化けとの戦闘もバリエーションが出て、飽きさせない工夫がしっかりと出ていると思います。
■警備員お化けを倒すまで
今回の目玉グーイージーがここから出てきます。
ルイージマンション3 | Nintendo Switch | 任天堂
ちょっぴり臆病なルイージが奇妙なホテルでオバケ退治・・・・・・。2019年10月31日(木)発売、Nintendo Switch『ルイージマンション3』の公式サイトです。
息子が進めているところを見ているのである程度分かってはいたのですが、自分がプレイした印象でいうと操作性悪くないなという感じです。
ただ私は癖でRステックの押し込みを要らないところでやってしまうので、予想しないところで切り替わることが多々ありました。
この手の仕様は自分の居場所がわからなくなったりしがちなのですが、方向固定カメラのおかげで見失ったりはなかったですね。
この仕様を入れたということは、アクションゲームではなくなぞ解きに力を入れるということなんですよね。
警備員とのバトルまでの謎解きは狭いマップをうまく使っており、よいゲームデザイナーが調整していると思いました。
■3時間位プレイしたところの総評
3時間の割り振りとしてはオープニングからオヤマー博士を助けるところで1時間。
鞄を取るところまででもう1時間、警備員を倒すところでもう1時間という感じですね。
かなりゆっくりやっていたので、小学生でも1階攻略に1時間あれば行けると思います。
この辺りのバランスも、子供と親のことを考えていそうですね。
まあ当たり前のようによくできていますね。下記の2点がとくに秀逸だと思います
①暗い画面で緊張させて、敵がいなくなると明るくさせて緩和させるというところ
ルイージが腰を曲げているところは敵が出るところで緊張させる。 エレベーターなんかは背筋を伸ばしているので緩和されてる状態です。
このように常に緩和を入れていかないと長時間のプレイが持たなくなります。
『デス・ストランディング』にマイルームが用意されていて、そこではシリアスな本編とは違いお遊び要素が用意されているようです。
小島監督曰く、本編がシリアスなのでそういった緩和要素を入れないと持たないとのこと。
同じような工夫がされているということは、ゲームを作る側の人は見逃がしちゃダメですね。
②エレベーターを中心にして移動させているので、 あまり移動が苦にならないところ
なぞ解きゲームはどうしても行ったり来たりが発生するので、変にでかいマップにしたり、小さいマップがゆえにアクションが詰まらなかったりすることが起きがちです。
そのあたりちゃんとできているところが、さすが任天堂ですね。
とまあ駆け足ですが本日のレポートはここまで!
このあと自分もプレイするか、息子のプレイを見て終わりにするかは悩ましいところです。
よくできているのは確かですが、なぞ解きがわかってしまえばわざわざ自分でやろうというのはないのではと思います。
そこは『ブレスオブザワイルド』や『マリオオデッセイ』とは違うところかな。
あとやっぱり、任天堂の人には最高スペックのゲーム機でゲーム作ってほしいなあと思いました。
ゲーム性やデザインの工夫ではそろそろごまかせないところに来ている気がします。
最高峰であるうちに移行しておかないと、その遅れが致命的になることもあります。
まだまだ任天堂にはトップでいてほしいですからね。
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