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ディレクター、プロマネのプログラム学習の勧め

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もともとプログラマーだったのですが途中からディレクターにジョブチェンジしました。

暫くプログラムを組まずにディレクター、プロデューサー、プロマネといった役割に従事していたのですが、2年ほど前からプログラマーとして復帰しています。

これはプログラムの詳細がわかっていないと早晩開発管理系の仕事(ディレクターやプロマネ、以下ではプロマネでまとめてしまいます)ができなくなるだろうという危機感からです。

・プログラム
・デザインディレクション
・ゲームデザイン
・外注管理
・英語

などは”すべてにおいて”ある程度の知識がないとプロマネとして成り立たないでしょうね。

近い未来世界単位で作成されるプロジェクト数が決定され、能力的に上から順番に割り振られていきます。

その時にちゃんと割り振られるプロマネでありたいと思っています。

そのためにはプログラムの理解が必要なのです。

技術的にわかっている、もそうなのですがたとえばC#はどのような特性を持っていて、作業効率はどれくらいあるのか、バグが出た時の対処はどれくらい時間がかかるのか、というようなことが実感としてわかっていないとプロジェクトマネジメントできません。

3日かかるものに対して1日でできるだろうと言ったり、1日でできるものに対して3日かけている人に注意できないというのはプロジェクトマネジメントをやっていないということです。

10年前のようにみなが自発的に作業をしてくれるのであればいいのですが、これからは開発員は基本言われたことだけをやる、というフェーズに入っていきます。

それ自身をどうにかしようという考え方の人がいますが、かなりの無駄なのでやめたほうがいいです。

言われたことしかやらないけれども、言われたことが妥当な作業時間ならちゃんとやる、というところは10年前より良くなっていると思うんですよね。

これは退化ではなく、進化だととらえてよいところを有効活用すべきなんです。そして、だからこそプロマネには正しい作業指示が必要になります。

そういった時代になった時にいざとなったら自分でもプログラムが組めるくらいの知識がないとちゃんと指示できないわけです。

3日かかるものに対して1日でできるだろうという人は早晩開発員から嫌われて外されます。

1日でできるものに対して3日かけている人を注意できない人は、足元を見られて開発スピードが落ちます。そういう人は出資者から外されるでしょう。

私は40台中盤ですがですが、あと20年くらいは現場の最前線でゲームを作る人でいたいと思います。

75歳くらいまでは働くことになるのだとすると、あと30年。

私と同じように長くプロマネをやりたいと思う人は、現時点でプログラムを全く未経験であっても学習を始めたほうがいいと思います。

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