魚川さんの過去話、久井田さんも絡んできてどう展開していくのか?
実在している人物がモデルだとどこまでがフィクションでどこまでが事実かという部分をどうしても考えてしまいますね!
エンタメとしては非常に良い手法だと思います。
では早速今回も感想を書いてい行きます!
■魚川さんの学生時代
トピックとして
・裕福でなかった
・両親が離婚している
・妹がいる
という情報が出てきています。
これらの設定がこの後重要になってくるのでしょう。
そして高校生時代にプレイしたゲームを機に、ゲーム業界に入りたいと思って、CGの勉強を始めるわけですね。
私は地方出身者で、周りにはとんでもない貧乏な人がいたりします。
小学生時代のことを思い出すと、その時はそんなに気にしてなかったのですが大変な暮らしをしている人もいましたね。
そういった人たちに比べると多少恵まれてはいるのかな。
いまでも高校を卒業したら働かないといけない子たちというのをよく見かけますから。
日本に生まれ育てば、大体は専門学校まではいけるじゃないですか。個人的な負担の大小はあったりしますが。
これってとても素晴らしいことなんですよね。
そういう環境にあることと、それを作って維持してくれている人たちがいることをもう少しみんな考えたほうがいいかと思います。
■周りはみんなバカに見えた
ユーキも似たようなことを言っていましたね。
採用する側として就職作品を見ていても、3年間なにやってたの?という作品が送られてくることがあります。
私のところまで来るのは一次評価を通ってきていることが多いので、下手すると半分くらいはそういった作品なのかもですね。
若い時の時間は過ぎてしまうと取り戻せません!
世界的に見れば日本の学生さんは恵まれた環境にあるのですから、もっと必死になってほしいと思います。
そう思わせられていない現場の開発者としては、忸怩たる思いもあったりはします。
■妹が引きこもった
これは難しい問題ですねえ。
専門学校でもいましたよ。来なくなっちゃって、その後ずっと就職もせずにそのまま過ごしてしまう同級生が。
自信がないというか、困難を乗り越えていく力がほかの人より弱いのです。
だからと言って排除するのもおかしいと思いますし、今の日本の豊かさを維持するためには寄り添うばかりでも駄目だと思います。
正直私には確固とした意見がありません。結構社会に出て時間が経っている大人でもこんなものだとということは恥ずかしいですが。
とまあお話に戻ってですが、その妹さんと久井田さんが似ていたわけですね。
■ヘルプ
魚川さんは3話、4話のお話でヘルプを買って出たところ断られています。
またユーキが先輩のデータを作り変えてしまったことに関して共感している描写がありますね。
「できる人がやればいい」というのはどうでしょうね。
自分もそう考えて先輩の仕事を取ってしまったことがあります。
いまでもあればよかったのかどうかはわかりません。
そのおかげで無事ゲームはリリースされ、私は周りから嫌われることになります。
その後出世することができて、いざ旗色が悪くなったら誰も味方してもらえず会社を去ることになりました。
作品のことを考えると「できる人がやればいい」だと思います。
ただその後自分にマイナスの効果は出てくるかと思います。
個人的にはそれでいいと思い続けてきましたが、状況が悪くなることが多いですからねえ(笑)
結局気を使って会社に残っている人のほうが良い環境にいたりするので、他人には進められないかなあ。
自分語りはこれくらいにしましょう。この作品の魚川さんが目の前にいたらこの話はしたいですが。
■マルチ商法
自分の周りにもいましたね。
実際買わされたことも誘われたこともあったなあ。
でもまあ少し時間が経つと何事もなかったかのように離れていってしまう人がほとんどでした。
自分の親族だと心配ですよね。
「お兄ちゃんはできない人の気持ちはわからない」、いやあ一度は言われてみたいセリフですね。
成功している人って結果だけ見られるので100発100中のようなイメージなんでしょうね。
たいがいは100発51中くらいの繰り返しで運よくどうにかなっているということのほうが多いと思うのですが。
私はブログで出来るアピールしていますが、ゲーム開発以外はかなりのポンコツです。
勉強もスポーツもできない人側なので、できない人の気持ちがよくわかります。
これは結果かなり良かったなあと思うのですよ。
頑張れない側だからこそ培われた手法というか、ずるというかごまかしというか。
そういったものに助けられたことは数知れません。
妹さんにもそういった話ができたらよかったかもしれませんね。
それが先月の出来事ですか。そういった家庭の事情があるときにちゃんと仕事できる人は素晴らしいですね。
■久井田さんを探しに中州へ
定時になったら久井田さんを探したいから早く帰っていたわけですね。
これはもう男女関係を疑われてもしょうがないです(笑)
実際ありますよ。別れた付き合った、それが原因で会社を辞めるとか。
後輩に○○さんと付き合ってたんだけど別れたから今後同じチームにしてほしくない、といわれたことがあったかなあ。
その時(15年くらい前)は怒ったけど、今なら配慮するかなあ。
ゲーム開発は拘束時間が長いので、そこでの人間関係が大きいと思いがちです。
目の前にいる異性が最愛の人に違いないと、思いつめる人が多々います。
なんどか合コンに行けばもっといい人をいくらでも見つけることができますので、あまり思いつめないほうがいいです。
そして魚川さんは久井田さんと再会します!久井田さんの格好がかなりの読者サービス!
久井田さんかわいいもんねえ。
でもまあ魚川さんはかなりのショックだったようです。
■本当の理由
そしてタツヤと魚川さんの会話で今回は終了。
久井田さんの本当の退職理由はどんなでしょうね?
お金に困っているのか、開発に限界を感じたのか。
ちょっと突き放したようなタツヤの顔が印象的です。
私も退職する人に対してはドライですね。
もう何人見送ってきたかわかりません。知り合いがやめるという話を聞いたのは何百人単位ですから。
自分のチーム員であれば○○さんが退職します、とチームに伝えて以上です。
相談されれば退職後に関しての話をしますが、あんまりそれを望んだ人はいないですよね。
それぞれ社会人ですし、言える事情も言えない事情もあるでしょうし。
でもですよ、もう二度と会えないと思った人と再会できることもあります!
そう考えるとかなり大雑把な意見になってしまうのですが、健康であることが一番だと思うのですよね!
とまあ久井田さんの本当の退職理由を楽しみに次回を待ちましょう!