ゲーム開発をしていると、若干越権的な作業を求められることがあります。
・作業員であれば部門リーダーが決めるようなことを判断しないといけない
・セクションリーダーであればディレクターが決めるようなことを判断しいないといけない
というような状況です。
権限がない状況で実行だけ求められるので、不安になったり不満に思ったりするのは当たり前です。
ただ、それがやれないのであれば、一つ上の権限を任せることが出来ないのです。
セクションリーダーにしたけどそのレイヤーで決めることが出来ないということが判断された時簡単に降格させられないですよね?
降格させられた人はショックでしょうし、周りの目もつらいでしょう。
であれば下のレイヤーにいるときに上のレイヤーの対応ができるか判断して、できると判断してから上げるしかないのです。
本来はその判断ができるように教育して、上のレイヤーの人のフォローの下で試しにやらせてみて適性があったら昇格させる、という手順が妥当だとは思います。
ただできそうな人にフォローなしでやらせてみてやれるのであれば、そっちの方が手っ取り早いですよね。
私が仕事してきた感覚からすると、そのやり方で必要な上位ポジションというのは埋まってしまうものです。
なので手厚いフォローの下でやらせてもらえるということは期待しないほうが良いです。
簡単に昇格させて簡単に降格させて、ということが出来るのであればいいのですがね。
降格昇格が簡単に行われないのは日本の開発の良いところであると思います。
ただその恩恵を受けるには昇格前に昇格時の対応を求められるということです。
良い側面があるということはどこかにそれを埋め合わせをさせられるところがあるということですよ。