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ゲームを作る才能の正体

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自分は1000人に一人くらいのゲームを作る才能の持ち主だと思っています。

大きく出たなあ、と思われるかもしれませんが簡単な例をもって「ゲームを作る才能というのはどういうものか」、「なんで1000人に一人といえるのか」という説明をしたいと思います。

■IPゲームを作る場合

例えばラノベ原作のゲーム化をイメージしてみてください。

さあゲーム開発を始めようというときには必ず私は原作を読みます。

あたりまえだと思う人も多いかもしれませんが、実際に読む人は10人に一人くらいなんですよ。

で、読み始めると私はすごいスピードで読みます。

1週間あれば5冊くらいは読んじゃいますね。

10人に一人の読み始められる人も途中でやめてしまったりスピードが遅かったりします。

このスピードなども含めて1週間に5冊ペースで読み進められるのも10人に一人くらいなのです。

そしてそういったことを20年続けています。

これは正直10人に一人どころではないレア度だと思いますが、これも10人に一人だとしておきましょう。

10×10×10で1000人に一人の才能になります。

若干ウォーズマン理論ですが、実際才能というのはこういったことの積み重ねがゲームに反映されているだけなのです。

■才能とは

原作を読む、観るというのは重要です。

まあIPのゲーム化がされるとしたら1番のヘビーユーザーは当然原作を好きで読んでいる人たちです。

ただ読めばいいのではなく、その人たちがその作品の何が好きで、どういったものをかっこいいと思うのかということを考えながら読むのです。

ペルソナを作り仮説検証を繰り返してより精度の高いペルソナに成長させていきます。

プラスただ読むのではなくその作品の良いところを見つけて好きにならないといけないです。

自分自身がその作品が好きかどうかということは、ユーザーにはしっかりと伝わります。

自分たちが好きなものを大して好きでない人が作っていたらどうですか?

さめません?そりゃ面白くなくなりますよ。

なのでちゃんと本気で好きにならないといけないのです。

逆にその状態になっている人の作ったゲームはユーザーに刺さります。

この刺さるものが作れる、作れないが才能なんですよ。

あとはまあ、原作知らないと効果的な施策が作れないですし、シナリオチェックするスピードや質も下がってきますよね。

なんであの人は仕事早いのか?というところの正体がこれです。

忙しくて時間がないから原作読めない、ではなく原作を読んでいないから時間が足りなくなるのですよ。

■あるなしではない

このように才能というのは後天的に作ることができるのです。

でも大概の人は積み上げる最中で脱落してしまいます。

なので才能というのは

  • 言われたことを素直に始められる能力
  • 努力を続けられる能力

というものによっているのでしょうね。

でもまあ、好きなものだったらこれはできますよね?

だとすると「好きになる能力」というのが才能の正体なのかもしれません。

これをみればゲーム開発において才能がある1000人に一人になるのなんて簡単だということが分かったのではないでしょうか?

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