作業時間が早い人がいますよね?
そうでない人とどういった差があるのか?
そのあたりの話を書いてみたいと思います。
■実際には
作業が早い人がいるわけではないのです。
作業が遅い人がいるだけなんですね。
作業が遅い人からみた普通の人が早く見えているだけなのです。
作業が遅い人はどういう人か?
それはちゃんと理解して進めていない人なんですよ。
■最初に手を抜くと遅くなる
IPのゲームを作っているときの例を挙げてみますね。
ちゃんとIPの内容を理解して進めるのとそうでないのとでは大きな差が出ます。
・キャラクターの名前を憶えている、いないで作業効率は変わる
・キャラクターの性格を覚えていればこんな言動、動作をするしないがわかるので作業に迷いがなくなる
にもかかわらず、時間がないからそのあたりを理解せずに毎度毎度キャラクター表とにらめっこして作業を進める人がいます。
そりゃスピードが出ませんよ。
■やり取りに関して
アセットのやり取りの担当になることがあるでしょう。
その時に実際にやり取り内容を理解して進めていますか?
自分はアセット管理担当で各作業をいちいち全部把握できない、と言っている人は作業が遅くなります。
完全にとは言えなくても、内容に関してそれなりにでも理解していれば
・そもそも間違ったアセットを送った
・明らかにわかるミスを発見する
ということが起こったときにすぐに対応できるでしょう。
担当者に渡して、担当者から不備があるという回答をもらい、出した側にその報告を行うのは大きなタイムラグが発生します。
最初から全部理解していなくていいと思うんですよね。
最終的に3割しかわかっていないとしても、もらったアセットの3割の返しが迅速に行えているとしたら相当スピードアップです。
実際は問題が起こりそうなアセットは偏っていることが多いし、扱うデータに偏りがあることも多い。
アセットの仕様に関して3割分かっていれば、やり取りするデータの8割くらいを把握できることのほうが多いです。
あとは最初にわかっていないのはいいとして、半年、1年とたった時に全然進歩していなかったとしたら周りが見る目がかなり冷たくなっていると思ってください。
ちゃんと覚えようとした人としない人とでは月単位で成果が変わってきます。
■すぐやらないから忘れる
今できることを後回しにすると作業が遅くなります。
というか実際は忘れてしまうことが発生するために、総合的に遅くなるのです。
今返せるメールやチャットは今返しましょう。
■マネジメントにしても
細かいルールを決めることがあるじゃないですか。
週報は金曜日の18時までに下記のフォルダに格納しましょう、みたいなものですね。
これをチャットに流しておしまい、という人は仕事が遅くなります。
ちゃんとwikiとかにまとめればいいのでは?
そういった時間が取れない、と言われることが多いのですがそれをやらないから時間が無くなるんですよ。
新しくチームに入った人がいたらそのページを見せたら別途説明する必要ないですよね?
あと書き留めておかないから後から、「週報どこのフォルダでしたっけ?」というような質問が来てその対応で時間がなくなるわけです。
細かい対応をないがしろにすることで自滅する人たちがたくさんいます。
ああ、なんであの人仕事が早いんだろうと思ったら要注意です。
あなたが変なところで手を抜いているので遅いだけなのですよ。