クリエーターですので、サービスの内容そのものに関して考えられる人というのは多いんですよ。
ただコンテンツが売れる売れない、というのはサービスの内容の良しあしだけでは決まらないものです。
こういったビジネスを進めれば儲かりますよ、というのは説明されて初めて「確かにな」と思うものです。
サイバーエージェントグループがうまいこと儲けていた事例を紹介。
■AKBのブログ開始
下記は前田敦子の記録です。
・2009年3月 アメーバブログを開始
・2009年7月 「AKB48 13thシングル 選抜総選挙「神様に誓ってガチです」」で1位となる
もうこの流れだけで藤田さんはすごいなって思います。
まだブログが出始めのころで、朝ごはんの写真ばっかりが話題になっていたような気がしますね。
ちなみに指原さんのブログは2010年4月からです。
AKBグループって人数が多いじゃないですか。
人数が多いのでそんなに人気がないメンバーはなかなか情報がないわけですよ。
発信する機会もない。
そういう状況ではSNSがファンにとってもメンバーにとっても都合がよかったわけです。
特定のメンバーを検索してブログを見つけると、○○ちゃん(他のメンバー)と遊びに行ったという記事が上がっているわけです。
それでその子のブログも見に行く。そこでも別のこの名前が出て…ということで無限ループになるわけです。
ネット時代にはそのような形式になる、だからメンバーが多い方がいい、と思っていたかどうかは定かではないですがきっちりとはまったわけです。
あとは動画との親和性も高いんですよね。このころのyoutubeにはAKB関連の動画が山のように出ていました。
■総選挙商売
AKBの総選挙は皆さんご存知かと思います。
モバイル投票ってご存知でしょうか?
CDを買うと投票権がついてくるのですが、それだけではなく各グループのファンサイトに入っていると1個投票権がもらえます。
CDは1000円ですが、モバイルのファンサイトは1カ月300円程度で加入できるので、複数投票する人はみんな投票の月だけファンサイトに登録していました。
下記がファンサイトです。
https://www.cam-inc.co.jp/service/
サイバーエージェントの子会社ですね。
最初にブログでお付き合いがあったので運営サイトのお仕事もとってこれるわけです。
単純に総選挙で盛り上がるだけではなく、投票権を付けることで集金もできますし、総選挙の宣伝に協力することもできます。
まさにウインウインですね。
■意図的に儲かる仕組みを作ることができる
こういう流れを見ると儲かっているところがなんで儲かっているのかという一因がわかるかと思います。
逆に総選挙をやらない、というのが如何に影響が大きいかということがわかるかと思います。
きれいごとでもないですからね。お金が集まらないところには人は動きません。
逆にここに人が集まる、ということがわかっていればその後の集金プランも考え付くことができるわけです。
自分もこういったビッグウェーブに乗ってみたいものです。
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