マンガソムリエのコーナーです。
いつもは平日は毎日本屋さんをのぞいているんですよね。
今リモートワークで、その習慣がなくなっています。
見落とさないようにしないとですねー
3月末から4月末くらいまでの作品、
- 八十亀ちゃんかんさつにっき 8巻
- 喧嘩稼業 13巻
- 君は放課後インソムニア 3巻
- たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 5巻
- アオアシ 20巻
- ONE PIECE 96巻
をレビューしていきますよ!
■八十亀ちゃんかんさつにっき 8巻
私は名古屋生まれで岐阜育ち。
あるあるネタが全部わかるので面白いです。
祖母が中村区の生まれで、本当に八十亀ちゃんみたいなしゃべり方をしていました。
岐阜県キャラの只草ちゃんの言動もよくわかります。
10年くらい東京で働いてたりもするので陣君の感覚もわかります。
10年離れていると地元でも流行りすたりが変わるんですよね。
この巻は地元企業の菓子パンやお菓子の話がたくさん出てくるのですが、私も知らなかったことがたくさん。
確かに東京にいるときには見かけることがなかったなあ…。
笹津ちゃんの過去話がありましたが、特に大きな展開もなく。引き続きギャグ要素多めでお願いしたいです。
あとはじゃんだら先輩をもっと本編に絡めてほしいですねー。
中部地方に進学、就職する人には特におすすめです!
■喧嘩稼業 13巻
上杉対芝原の最終決戦!
個人的に芝原のほうの勝利だと予想していました。
上杉のほうはもうネタがないというか反面、芝原のほうはドーピングネタとか展開がありそうでしたから。
そのあたりも含めて木多先生の掌の上だったかもしれません。
決着のつき方としては文句なし!
進道塾関連は山本陸も出てきましたし、まだまだ話の中心になりそうですね。
というか煉獄は本当にいい技ですね。
技の駆け引きでいうと、金剛と煉獄がかなりの試合の中心になっています。
金隆山vs川口のようにないのも面白いですけどね。
芝原の戦いに対する準備はよかったのですが、もう少し十兵衛的な闇の部分が出てもよかったかと思います。
ピンチになってドーピングの流れだと思っていたんですけどね。
この後の上杉、里見対田島というところも見逃せん!
番外編のユウちゃんの話や、関に対する仕掛け、フォークの下りなんかも面白いですよね。
下手するとほとんどの参加者が2回戦上がれないかもしれません。
木多先生自身、トーナメント後の話も構想があるようですが、そこまで行けるかなという話をされていました。
トーナメントまでは漫画で、その後は小説とかで続いてもらえると非常にうれしいのですが!
■君は放課後インソムニア 3巻
オジロマコト先生の各女の子は本当にかわいいですね。
視線の使い方がうまいと思うんですよ。ちゃんとかわいく見せたいときは読者か、中見君を見るようにしている。
イサキちゃんなんか死にそうなフラグがたっていたのですが、それは何事もなさそうな方に回収されましたね。
天体観測の盛り上げも二人で頑張っているし、これもう付き合っているといっていい状態ですよね?
浴衣姿も披露して、私的にはかなり満足度の高い巻でした。
ただこうなると次巻以降の展開がどうなるかに興味が移りますね。
ただうまくいっているカップルの話だと展開がないですから。
恋のライバルが現れるのか、別の課題が出てくるのか。
『富士山さんは思春期』だと付き合っているのをばれないようにする、『猫のお寺の知恩さん』だとくっつくかくっつかないか、というドキドキポイントがあったのですが、本作だとどうなるんでしょうね。
■アオアシ 20巻
ターニングポイントになる巻ですね。
うまくいっているだけだと話が面白くならない。
アシトが通用するようになりました、活躍しました、だと話が続きません。
ちゃんと挫折して、そこから這い上がるから面白いんです。
栗林はすごいキャラクターですね。ただそれをなぞるように成長しても、これまた面白くありません。
同じようなキャラクターが2名いてもだめですよね。
『シュート』の久保さんと俊の関係に似ているか!?
これはまた新しい楽しみが増えました!
福田監督が万能でないのもいいですね。そこが万能だと先の展開が読めすぎてしまいますし。
平の話は作者さんのブログに詳しく書いてありました。
こういう人はちょっと切なくなりますよね。
阿久津がどうやってアシトとの関係を築くかというところに興味があったのですが、こういう展開になるわけですね。
ずっと前からちゃんと寝られていた構想だと思います。素晴らしい。
後半は青森星蘭の話。
天才北野君は前の代表話で出てきていてこりゃまた楽しみです。
元エスペリオンの槇村、元東京VANSの羽田。いろいろと用意されていた布石が一気に回収されていきます。
いやあ青森星蘭戦楽しみです!
■たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 5巻
この巻はロイド君のホテルでのアルバイトのお話。
まあそれだけで済むわけがないのですが。
若干ハーレム展開ですかね?
ロイド君に色欲がないので生かしきれてないなあ、と思います。
戦闘のほうが魅力を出せると思いますが、それだけだと一辺倒になってしまいますしね。
女性キャラクターとしてはセレンが一番かわいいですよね。
おめかししたドレス姿なんか抜群でした。
でも現状どのキャラクターも横並びで、それもハーレム展開の魅力が弱い原因かと。
メインヒロインっぽい人は欲しいですねー。
序盤のようなウキウキ感が少し薄れてきたかと思います。
ちょっと強めの敵を出してもらえるともっと面白くなるかと!
■ONE PIECE 96巻
4月3日発売ですがkindle版なので1か月遅れで読みました。
ONE PIECEのことはことあるごとに読みにくいというような感想を書いているのですが、この巻は読みやすかったですね。
おでん一人にフォーカスが当たっていて、さらに展開がスピーディなのがよかったのかも。
ONE PIECEはキャラクターが多すぎて、だれが何をやっているのかわからなくなるんですよね。
それが読みにくくなる原因かと。
主要キャラクターでも何年も登場がないとかありますし。
過去話でいろいろとわからなかったところが補完された感じですね。
白ひげやロジャーの話はやっぱり魅力的です。
回想が終わった後、最後の場面は次巻がすごく楽しみになる内容。
やっぱり漫画は緊張と緩和があることで面白くなりますよね。