ゲーム開発とその開発スタジオが入っているビルとの関係の話をします。
■ビルがどのような影響を与えるか?
ゲーム開発スタジオは割といいビルに入っていることが多いですよね。
渋谷や六本木のおしゃれなビルをイメージする方は多いのではないでしょうか?
でもわざわざそんな賃料が高いところに構える必要があるのか?って思いません?
具体的になんですが、一番大きな影響は採用活動にあります。
■入っている建物がしょぼいとがっかりしてしまう
実際問題採用試験を受けに行って入っているビルがきれいだと期待感があります。
逆にボロボロだと本当にここ大丈夫かな?って思いますね。
ある程度キャリアがある人だといいのですが、新卒の人なんかはビルの良しあしで如実に差が出ます。
今は新卒採用が重要ですから、ちょっと無理してでもよいビルに入居することが必要になってきます。
■それ以外の影響
地方出身の人にはあまりピンとこないと思うのですが、入居費が高いビルに入っていると全体的に生活費が上がります。
ランチの値段などが上がるのと、一番大きいのは通勤に便利な駅の家の賃料が高いということですね。
みんな考えていることは同じ、良いビルに入っている人は良いお給料をもらっていることが多いので高い賃料になりがちです。
反面良いことでいえば何気に良い思い出が増えますね。
芸能人や有名人を見かけたり、面白いイベントをやっていたり。
オフィスと同じビルにクイックマッサージがあったり映画館があったり、仕事の途中で抜けていってたりしました。
※ちゃんと定時後ですよ。そのあと働いていたのはトホホですが
やっぱり若いころは都心のおしゃれなビルで働くとよいかと思います。
■良いビルに入っているとどうなるか?
一番開発に影響を与えるのは、賃料が高ければ人月が上がります。
しょぼいビルに入っている会社が10カ月で作ればペイできるものが、おしゃれなビルだと9カ月で作らないとペイしないようになります。
作業時間なり、作業率なり10%程度上澄みしないといけませんからね。
快適なオフィスだからといって、そんなに効率は上がらないでしょう。
そう考えるといいことばかりではないわけです。
■これから望まれる入れ物は?
今年の新型コロナ騒ぎによって、この入れ物の在り方が変わったのではないでしょうか?
都心のオフィスではなくリモートワークが充実しているほうが良い入れ物になっているかもしれません。
賃料が下がって人月が下がるのであれば更にいい入れ物です。
今第二派が来ていると騒いでいますが、リモートワークを早めに切り上げたところはよい入れ物から遠ざかっているように思います。
今の若い人たちはしっかりしていますからね。目に見えるきらびやかなものだけでなくちゃんとした価値のある入れ物を作っていかないと選ばれなくなるでしょうね。