成果主義で評価というのはいろいろと問題を生みます。
例えば下記のような状態ですね
・A、Bという作業者がいます
・Aの作業のほうがプロジェクトとしては重要
・Bの作業はAの作業が終わってからしかできない
こういう状態にあったとするとAの作業進捗次第でBの成果が出にくくなるわけですよ。
チームとしてはそれを許容するのが妥当だと思うのですが、成果主義の査定だったとするとBからすれば本来出せるもの以下の結果をチームの都合で自分の成果とされてしまうわけです。
チームとしてそれを考慮して査定すればいいという単純な問題でなく、Bにとってはキャリアやチーム外の評価も本来から下がることになりますよね。
それが積み重なっていくと不満を抱えてやめていってしまうし、チームの事情を優先しないわけにもいかないし。
ある程度勤めあげたらそれなりの評価をする、という終身雇用スタイルだと改善されますけどねえ。
それはそれで弊害もあるし、終身雇用に耐えられる企業、業種というのもそんなに多くないでしょうし。
管理者としては少なくともBのような作業者の不満を救い上げることは必要でしょうねえ。