いまさらか!という声もごもっともですが正月休みはブレスオブザワイルド(以下BotW)をプレイしていたので、そのレビューを行います!
■特筆するのは操作性の良さ
本作の発売は2017年なのですが、発売当初にWiiU版を購入しております。
当時幼稚園児だった息子がプレイしており、そのプレイを通じてエンディングは見ているんですね。
驚きなのは幼稚園の息子がクリアできるという操作性の良さ。
息子は他のゲームもプレイはしていましたが、そんなにゲームがうまいということはありません。
BotWは剣を振ったり、空中で弓を射ったり、盾で交わしたりと決して単純な操作ではありません。
にも拘わらずクリアできていしまうという。
任天堂64版ゼルダが発売されたときに、あまりにもの操作性の良さに驚愕したんですよね。
当時私は若手のプログラマーだったので、こんなの自分が作ることになったらどうしようと途方に暮れた記憶があります。
個人的にはアクションゲームの面白さはプレイヤーの動きを担当しているプログラマーの腕によると思っています。
コントローラーをどれくらい倒したらどのタイミングでどれくらい動くのか。
それはモデルの大きさやモーション、カメラの位置によって適切な数値が変わります。
そのあたりを多くのプレイヤーの気持ちよいところに落とし込んでいるゲームが、操作がいいといわれるんですよね。
任天堂版64ゼルダを見てからずっとそれをどうやって実現するのかを考えて過ごしてきました。
今では自分でプログラムするのであれば、ある程度は可能かと思います。
でも他人に指示を出して納得いくものを作り上げるのはできるかどうか微妙ですね。
どうやって実現しているのかはわかりませんが、BotWの一番すごいところは、リンクの操作性のところです。
■プレイ内容
・クリアした祠の数
丁度100.
・どうしてもクリアできなかった祠
ショラ・ハの祠
ショラ・ハの祠は動く二つの燭台に同時に弓矢で火をつけるというのが何度やってもクリアできず。
弓矢が苦手ということもないんですけどね
祠チャレンジだと「暗闇の試練」が駄目でした。
全然ヒノックスのところにたどり着けず。
あれ難しくないですか?夜光スーツを着ればもう少しわかりやすいんですかね??
暗い画面は目が疲れるので長いことやっていると頭が痛くなっちゃうんですよね。
画面が暗いなら地図がある、地図がないならぼんやり見えている、のどちらかじゃないと難しすぎかと。
後底なし沼にはまると死んじゃうのもどうかと思いますね、
攻略本のお世話になった謎解きに関しては、アイスメーカーで扉を持ち上げる系が多かったです。
頭でわかってはいるのですがゲームプレイしていると思いつかないんですよね。
■私なりの短時間クリア攻略法
まだプレイしていないのであれば攻略本などを見ずにプレイしてほしいです。
ただまともにプレイするとかなりの時間が掛かりますので、急いでプレイしたいのであれば以下のやり方を参考にしてください。
・結局一番大変なのは武器の運用
強い武器が際限なく使えるのであれば難易度は一気に下がります。
極端な話、武器が壊れるのでそれを手に入れる作業で時間が掛かるんですよね。
なのでさっさとマスターソードを手に入れてしまいましょう。
順番に進めていくとある程度強くなったら神獣を回っていくことになると思うのですが、そうではなくて各地の祠を回る。
祠は強い武器が必須なものは少ないです。知恵と工夫でクリアできるのでマスターソードを手に入れることが出来るまで優先して回ってしまうといいです。
それが出来てしまえばその後の神獣をクリアしていくのも楽です。
マスターソード手に入れて、4つの神獣を倒したらその後のガノン戦は割と楽にクリアできるかと
・アイテムを売らない
アイテムは防具の強化に必要です。
どのアイテムを残しておかないといけないかは調べておくといいですね。
私は今回古代装備を最初に強化していったのですが、随分と楽に進めることが出来ました。
古代装備、忍び装備を強化して後は部分的に暑さや寒さ燃える対策の装備を強化すればいいかと思います。
・赤い月が出るたびにイワロックとガーディアンを倒す
イワロックは鉱石を落とすのでルピー集めに最適です。
私は二子山の2体、回生の祠近くの1体、ハテノ村の北の1体、レイクサイド馬宿の川を超えた1体の計5体を倒していました。
慣れればハンマーがあればすぐに倒せるようになるので、ハンマーの落ちている場所を覚えておくといいかと思います。
後は歩行ガーディアンも倒していくと古代装備の強化が捗ります。
マスターソードを手に入れたらピタロックの強化をして倒していきましょう。
ピタロックを強化すると一時的にガーディアンの動きを止めることが出来るようになります。
逆にマスターソード、ピタロックの強化前にガーディアンを倒そうとするのは効率が悪いように思います。
・コログは気にしない
コログを出現させるのは面白い遊びが多いんですが、時間が掛かる!
涙を呑んで簡単にクリアできるもの、目に付いたものだけをプレイすることにしましょう。
マスターソードを早めに手に入れることができれば、そんなにアイテム枠を増やす必要はないかと思います。
・頑張りゲージのほうを伸ばそう
マスターソードを手に入れるまではハート優先、それ以降は頑張りゲージだけでいいように思います。
ハートは食事で即時回復できますし。
それに頑張りゲージが多いほうがゲームが面白いです!
移動が大変なところの祠などは頑張りゲージが溜まってから行くのと、そうでないのはかかる時間がかなり変わります。
■不満点
・カメラの動きは微妙
カメラがキャラに埋まるのを嫌がっているのだと思うのですが、予想外の動きをするのでよく自分がどうなっているか見失ってストレスでした。
特に嫌だったのがイワロック戦!
イワロックに張り付いたときにカメラの動きがおかしくなるんですよね。
多少めり込んでもよくないですか?カメラの動きがおかしくなる方がみっともないと思うのですが
・暗い画面が多い
ゲームの仕様上夕方から夜、朝方まで薄暗いのはいただけませんね。
目が疲れるし、子供にプレイさせるのに躊躇します。
夜のシーンはスカル系が出て、焚火を使うと割と低リスクで朝にすることが出来るので誘導対応はされてはいるのですが。
・センサーに指向性が欲しかった
祠やアイテムの捜索にセンサーを使うのですが、あんまり役に立たなかった。
近づいているときにわかりやすいとよかったかなあ。
2Dゲームなら良いのでしょうが高さの概念があるので、近くによっても祠の位置がわからないことが度々ありました。
そうなると攻略本などに頼らないけなくなるので…。
あと特定のアイテムが近くにあるという情報が全く役に立たない(笑)
センサーはなっているのに全く見つけられないということが多かったです。
もう少し指向性がないと駄目ですね。
・移動が面白かった
不満とは少し違うのですが、個人的に各塔を回って地図を開放するのが一番面白かったです。
全部の地図を開放した後のゲームプレイは、地図の開放時ほどの面白さがなかったたです。
よくわからない世界を冒険している感じが良かったんですよね。
もっとその遊びが多くあったらな、というのとそれに近い楽しみが終盤にもあったらよかったのではないですかね。
各神獣のところで多少あったのですが、ハイラル城でもそういう遊びが欲しかったかなあ。
■今回のプレイにあたり
息子も装備を強化するためのアイテム集めなどは苦手だったので、そのあたりは私がヘルプしていました。
なので一応プレイはしているんですね。ただ自分で好きなようにプレイしたいなあとずっと思っていました。
2020年末何か遊ぶゲームないかなと息子と話していたところ、私が「ゼルダやり直したいな」といったら息子も同意して今回Switch版を改めて購入となりました。
BotWが発売されてプレイした時の衝撃はすごくて、最高峰のゲームが出たなと思いました。
BotW後のサードパーソンビューのゲームはみんな影響を受けていたのではないでしょうか?
ただ今発売されたら売れるのか?というのは少し疑問ですねえ。
オープンワールド系のゲームが多く出過ぎたのと、時間が掛かっちゃうんですよね。
あとどうしても攻略本やサイトに頼る感じになります。そうなるとプレイというか作業になっちゃうので。
今後はオープンワールド系のゲームよりその要素を抽出したゲームが訴求されていくかと予想しています。
ただそうはいってもBotWが名作には変わりなく、プレイしていた間は非常に幸せな時間でした。
一度くらいこういったゲームを作ってみたいのは本心です!