論破する人は、たいてい仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3(新R25) - Yahoo!ニュース
「仕事ができると勘違いしてる人は、一見すると仕事ができる人にも見える」 日本最大級のプログラミングスクール「TECH::EXPERT」「TECH::CAMP」を運営する株式会社divの代表、真子就有(まこ・ゆきなり)さんは、登録者数30万人を超える(2019年12月16日現在)自身の YouTubeチャンネルで、そう忠告しています。 ...
この記事はちょっといただけないですね。
賛同できる内容も多いですが。
ご本人はわかっていてやっていると思うのですが、一番気に入らないのは下記の点です。
・賛成が得られることがわかっている根拠のない話をしている
耳触りがいい意見というのは賛同を得られます。
彼のようなお仕事をされている人には、そういった意見を発信していく必要があるのでしょう。
でもそこに実益がなければ意見の効果としてはマイナスです。
■記事のレビュー
細かくレビューしていきます。
・仕事ができると勘違いしてる人第3位「抽象的な言葉を多用する」
確かにその傾向はあるかもしれません。
ただ「抽象的な言葉を多用する」のと仕事ができないことに関連性はありませんよね?
- ①そもそもわかっていない場合がある
- ②他人が理解することは困難な傾向がある
ということは言えるかと思います。
①の場合と②の場合は切り分ける必要があります。
①の場合は丁寧な質問をしてわかっているのかわかっていないのかを探るべきです。
②の場合はわかりやすい言葉に直してもらう作業を行うべきです。
①の場合は切り捨てていてもいいのですが、②の場合仕事をできる人をできない人として扱うことになります。
そもそも仕事ができる人というのは貴重です。簡単に排除しちゃいけないです。
相手の言っていることが抽象的でわからないと思ったら、必ず「それはどういう意味ですか?」と、質問するようにしましょう。
そう、ちゃんと真子さんはわかっていて対処方法も出しているわけです。
これがわかっているのに最初に仕事ができない可能性が高い人として「抽象的な言葉を多用する」を上げてしまったら、確認しなくなっちゃうでしょう。
・仕事ができると勘違いしてる人第2位「論破する」
うーん、これが一番疑問ですね。
個人的に知っている仕事で大きな結果を出す人はすべからくこのタイプです。
宮崎駿のインタビュー見てもこんな感じじゃないですか?
まあ自分自身が宮崎駿のような結果が出せることはまれなので真子さんが言うとおり
- 1つ目は、常に周りに感謝を伝えること。
- 2つ目は、相手を全面否定しないこと。
- 3つ目は、これからどうしようかと一緒になって考えること。
は、徹底するべきだと思いますね。
凡人はやって損することはないものですから。
と同時に否定する人に対しも聞く耳を持つべきです。
本当に仕事ができる人は、未熟な人の心に寄り添うことができます。
自分とは異なる意見であっても、謙虚に聞くことができます。
これは嘘というか、人生経験が足りないのではないかなあ。
本当に仕事ができる人というのは決断の機会が多くなります。
決断の機会が多くなるとストレスが大きくなります。その状態で未熟な人に寄り添うことは難しくなります。
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詳細まで検討できている人は自分とは異なる意見に対して、怒りがわいてしかるべきです。
・仕事ができると勘違いしてる人第1位「社内を批評する」
これもどうかなあと思います。
仕事ができるできないに関係ないんじゃない?
ポジティブなのかネガティブなのか、というところに関係しているような気がします。
- 仕事を進めるのに有効な積極的な意見を出してくれる人がいます。
- 仕事を遅らせるような慎重な意見を出す人がいます。
リーダーとかやっていると後者の人に腹が立ったりするのですが、一定数こういった意見は必要なんですよ。
ポジティブばかりだと仕事は進みますが、確実性が減っていきます。
ネガティブばかりだと進みませんが。
ポジティブ:ネガティブで8:2くらいだとちょうど良いと思います。
ポジティブばっかりだと一見いいんですよ。どんどん進んでいきますから。
でも検討が足りないことが多く、仕事を完成させても能力が上がる割合が少ないです。
ポジティブ礼賛は楽でいいんですよね、賛同もえらえるし。
それでも実が少ないので本当にやめてほしいです。
自分の人生は、自分の選択次第で変えられる
ここに書いてあるのは本当にその通りだと思います。
「人生は自分の選択でいくらでもよくできるし、嫌だと思うならやめたほうがいい」
確かにそうなんですが、ただし「能力がある人に限る」です。
能力が足りない人が彼の言葉をうのみにするとひどい目にあいますよ。
■そもそも
勘違いしているかもしれませんが、仕事ができる人というのは少ないわけです。
10人いて1人いるかどうかです。
その数字の根拠はなんだ!という人がいるかと思いますが、能力っていうのはRPGじゃないからパラメーターじゃないんですよ。
相対能力として10人の中で1番である人が能力が高いって言えるわけです。
能力がある人は個人でやろうが、会社を辞めようがいいわけです。
ただし10人中9人は違います。
あなたも私も9割の確率で9人の方です。
であれば会社にぶら下がる必要もありますし、いけ好かない人でも能力のある人を利用していかなくてはいけません。
- 仕事ができると勘違いしてる人第3位「抽象的な言葉を多用する」
- 仕事ができると勘違いしてる人第2位「論破する」
- 仕事ができると勘違いしてる人第1位「社内を批評する」
これ、仕事ができる人、できない人ではないですよね。
仕事ができない人であってほしい人、仕事がしにくい人ですよね。
仕事がしにくい人は仕事ができない人じゃん、っていう意見もわかりますが、受け取る側がちゃんと対応すれば仕事ができる人になります。
仕事ができる人の割合から考えると、受け取る側が対応するべきなんです。
真子さんは能力がある人なんでしょう。
なので彼の意見が間違っているわけではありません。彼にとっては正解なのでしょう。
でもほとんどの人にとっては間違っているわけです。
能力があるわけですから、ほとんどの人がそれを聞くと安心する、賛同する、そして鵜呑みにすると失敗する、ってわかっているんですよ。
仕事がしにくい人に対応する必要がない、っていえばうれしいっていうことがわかっているんですよ。
能力がない人には能力がない人なりの戦い方があります。
甘言に惑わされて楽な方に流れないように気を付けないといけません。
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