満を持して松山社長が出てくるんですね。
ラスボスなんですかー。まあ第2部は就職するところがラストになると予想されるのでラスボスといえばラスボスですよね。
それよりもカナンちゃんが出なさそうなところの方が個人的には問題です!
■松山社長の登壇シーンについて
専門学生ががやがやしていますね。
確かにこのころの学生はみんなこんな感じだったかなー。
今みたいにネットの情報がしっかりしているわけではなかったですからね。
ソーシャルゲームが流行る前ですから、老舗ゲーム会社が強かった時代です。
特に根拠がない状態で「自分はそういう老舗ゲーム会社に入れるに違いない」と思っちゃってるんですよ。
なので少し態度が悪い。
老舗ゲーム会社の人が話に来ていたって、自分は特別なので尊大な態度をとっても大丈夫、いやそういう態度をとったくらいの方が注目されていいだろう位に思っている人がたくさんいました。
今の学生の子たちの方が行儀がいいですよね。
でも、行儀がいいから小さくまとまっているのかもしれませんし、尊大な口をきいて引っ込みがつかなくなって死にもの狂いでやったからどうにかなったという人もいますから。
何が良くて悪いのかなんてわかりません。
「全員、立て」ということで立たせていますね。
静かにさせるのには良い手だと思います。別の行動をさせる。
私なんかは一回手を大きくたたいて、「はい、静かに、きいてねー」とか言っちゃいます。
■講義の前の注意に関して
・自分はあなたたちの先生ではない、なのでふざけた態度は許さない
という宣言をしていますね。
大切です。こういったことを言って反感くわないの?って思うかもしれませんね。
私の経験では大体大丈夫ですよ。反感するような子達は相手しなくていい人たちですし。
それまでの自分がしてきたことや、その場で話す内容、姿勢、そういったものすべてが見られていると思った方がいいです。
適当な準備をしてきて適当なことを言っていれば侮られるでしょうね。そうでなければ大丈夫。
今の学生さんには褒める以外はしない方がいいって言われます。
私はガンガン作っているゲームの改善案を言っちゃいますね。
言い方は柔らかくしていますが、ダメ出しです。
止めろって言われますけど、彼らの態度を見るに伝わっていると思いますよ。
せっかく現場の人が見に行っているのに、ゲーム開発者として成長させていないとしたら問題ではないですかね?
ちゃんとそれを普段から考えているのであれば伝わると信じています。
■コミュニケーションゲーム
ああ、面白いですね。
私も似たようなことを学生の頃やらされたなあ。
「私の時は駅前からこの学校に来るまでの方法を、学校の場所を知らない人に説明してください」というものでした。
基本的にサービス精神の能力を見ていると言っていいかと思います。
場所を知っているかもしれないし知らないかもしれない。方向音痴かもしれない。似たような建物と間違えるかもしれない。
そういったことをどれだけ考慮して伝える内容を考えることができるかが肝です。
サービス精神の能力 ≒ 伝える力なんですよね。
ゲームはチーム制作です。チーム制作では伝える力の差異で結果が大きく変わります。
そのあたりをわからせるためのテストなんだと思いますね。
■手を抜かず私もやってみますかね。
・紙には図形が描かれています。
(まずは概要を伝えます)
・若干わかりにくい図形なので説明が最後まで終わるまで書き始めないでね
(最終の出来を担保させます)
・基本的に二つの同じ大きな正方形が描かれています。それの配置の正確さが情報の成否にかかっていると思います。
(内容を具体的にわかりやすくしていきます。大きい情報から小さい情報へ)
・まずは1個目の正方形から。用紙を長い方を縦にして配置してください。用紙を縦に半分に折ってください。
その折れ線を上辺にして、真ん中を中心に横方向で1/3の大きさになるような正方形を下向きに書いてください。
・紙の真ん中の半分下に正方形が描かれている状態になっていると思います。
(確認)
・その正方形の下辺は左右に伸ばしてください。紙の端までは伸ばさず、Nセンチくらい空けてください。あける幅はシンメトリにしてください。
・今描かれている正方形は縦横の辺の角度が用紙と同じになっていると思います。
(確認。ここでずれていたら修正)
・次に描く正方形は紙に平行に45度回転させたものになります。ひしゃげてないひし形です。
(45度回転がわからないかもしれないのでひし形という単語で補完。ひし形は縦がつぶれていると思っている人がいるのでそれも補完)
・すでに描かれている正方形の右上の点と、次に描く正方形の一番下の点が重なるように書いてください
・何の形に似ていますか?
(書いているものにずれがないか確認)
うー、こんな感じですかね。いやあ疲れました。伝えるというのは疲れるものです。
若干次回のチェイサーゲームのネタバレをしたような気もしますが、たぶん私の想像を超える感じで上がってくると思うので大丈夫でしょう!
■ユウキくんがあせっていますね。
こういう課題を出すと、大体できている、できていない、しか興味を持てない人が多いんですよね。
・なんでこの課題が出されたのか
を考えることが重要です。なのでユウキ君の姿勢は正解!
答えがあっているかあっていないかは、現場においてもさほど重要ではありません。
うまくいかなかった事柄に対して、うまくいった事柄であっても次回どれだけ改善できるかが重要です。
現場で使えない人ってわかりやすいんですよ。
「なんで俺が言ったことがわかってないんだ!」って怒る人。
正しく伝えてないだけじゃないですかね。あと早めに確認してたら怒ることもないですよね。
そういう人は改善できない人です。
■今後の展開は
専門学校の話が続くということは、ゲームを作る上で知っておいてほしいことみたいな内容が増えてくるんですかね。
そういった内容を踏まえてタツヤたちがどう成長していくのか、というところかもしれません。
専門学校生時代はどんどん失敗すればいいんですよ。
どういう話になるにせよ続きが楽しみです!