今回はネットワークに関しての最終回!
ネットワーク管理、ネットワーク応用に関して攻略していきます!
■ネットワーク管理
ネットワーク管理に関しては、「SNMP」、「監視用サーバーの検査項目」、「SDN」に関しての問題のみとなっています。
「監視用サーバーの検査項目」の問題も「SNMP」を理解しているかを問うような内容になっています。
「SNMP」と「SDN」は以前の記事で記載していますが、おさらいも含めて採録しておきます。
・SNMP(Simple Network Management Protocol)
TCP/IPネットワーク上でネットワーク上の機器の情報を収集して、監視や制御を行うためのプロトコル。アプリケーション層。
同じアプリケーション層のプロトコルはFTPだけ。
SNMPトラップ
SNMPエージェント(サーバA)からSNMPマネージャ(サーバX)に障害発生などのイベントの発生を通知するコマンド。
・SDNとNFV
→SDN(Software-Defined Networking) NFV(Network Functions Virtualisation)
SDNは、ネットワーク機器の構成や接続ルートを機器の導入や配線などの作業をせずに、ソフトウェアへの設定だけで実現する技術。
SDNは制御部だけをソフトウェア化したが、NFVでは機器ごと仮想化する
・OpenFlow
既存のネットワーク機器がもつ制御処理と転送処理を分離したアーキテクチャ。
■ネットワーク応用
・ATM(Asynchronous Transfer Mode)
送信するデータを48バイトのペイロード部に5バイトのヘッダ情報を付けた合計53バイトの固定セルに分割してデータをやり取りする交換方式。
パケット交換方式は多種多様なパケットに対応することができます。ATMは固定長にし、交換機での処理をソフトウェアではなくハードウェアによる高速な処理で行うことで、パケット処理時間の短縮を実現している。
・IMAP4(Internet Message Access Protocol Version 4)
電子メールの受信に使われるプロトコル。メールサーバ内のメールを選択して受信することが可能。
選択したメールだけを利用者端末へ転送する機能。サーバ上のメールを検索する機能。メールのヘッダだけを取り出す機能、がある。
POPはメールをダウンロードする、IMAP4はメールをサーバーに残してキャッシュのみをローカルで管理する。
・MIME、S/MIME
MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)
ASCII文字しか使用できないSMTPのメールで、日本語の2バイトコードや画像データを送信するための仕組み。
あて先(To)フィールド中に日本語の文字を用いることができるようになる
本文の日本語はJISコードに符号化することでMIMEの機能がなくても、すべてのバイトを7ビットに収めてやり取りできる。
S/MIME(Secure MIME)
MIMEに暗号化とディジタル署名の機能を付け電子メールの機密性と完全性を高めたもの。
・SAML(Security Assertion Markup Language)
認証情報に加え,属性情報とアクセス制御情報を異なるドメインに伝達するためのWebサービスプロトコルを定めたもの
クッキー方式やリバースプロキシ方式でシングルサインオンを実現した場合、その認証が有効であるのは認証を受けたドメイン内に限られる。SAMLを使用して他のドメインとの間で認証情報を交換することで、同一ドメインに留まらない大規模なサイトにおいてもシングルサインオンの仕組みやセキュアな認証情報管理を実現できる。
・WiMAX
広帯域無線アクセス技術の一つで,最大半径50kmの広範囲において最大75Mビット/秒の通信が可能であり,周波数帯域幅を1.25~20MHz使用するという特徴をもつ
・マルチホーミング
インターネット接続において,複数のISPの回線を使用した冗長化構成
■最後に
ということでネットワークに関しては以上です。
午前問題で1回しか出ていないような問題は、午後に扱われる可能性が低いと予測されます。
そういった用語に関しては、端的に答えが導き出せる部分だけ覚えておくのが効率が良いと思います。
次回はサービスマネージメントを攻略していきます!
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