主にゲームの話なんですが、企画を作る場合にその原典となるようなゲーム調べておくべきなのかどうかという話があるかと思います。
まあシレンっぽいゲームを作るときにシレンやローグを調べておくべきなのか?という話ですね。
知らないほうが元ネタのアイディアに縛られてないアイディアがでる場合もありますし、詳しいほうが良いアイディアが出るような気もします。
今日はそのあたりの考え方を書いていきます。
■実際問題きりがない?
例えば「ドラクエ」っぽいゲームを作るとするじゃないですか。
「ドラクエ」をプレイすればいい?
でも「ドラクエ」って「ウルティマ」と「ウイザードリー」を参考にして作られています。
更にこちらは小説ですが「指輪物語」とかも勉強しないといけないですかね?
更に神話やそれこそ聖書なんかも読んだほうがいいですよね。
そうなるとちゃんとできていますという人はどれくらいいるのでしょうか?
■個人的には
知ってても知らなくてもどっちでもよくない?
と思います。まあ、私は知ってても知らなくても面白い企画がかけるタイプなので(笑)
でもそうですね、できれば知らない状態のほうがいいですかね。
例えば競馬ゲームを作る時にダビスタが大好きでやりこんでいたら、どうしても「劣化ダビスタ」な企画を考えてしまうような気がします。
まずは知らない状態で企画を考えて、その後調べて問題となる部分を修正していく、のが理想ですね。
■ソーシャルゲームを作る場合には
「このソーシャルゲームっぽいやつを作って!」と言われることはまあ多いです。
企画時には1週間くらいやって大元の企画を作っちゃいますね。
でもまあ、参考にするゲームはリリースまでヘビーユーザーなみにやり続けますよ。
企画なんて開発している最中にだって変えられますから。
モデルになるゲームが自分の今考えている企画に置き換わったらどういうユーザー体験になるだろうと考えながらプレイする感じですね。
そう考えるとやっぱり知らないほうがいいような気がしますねえ。
■怪盗ロワイヤル
古典はしっかり勉強したほうがいい、というのはわかるのですよ。
私自身どっちかというとそのタイプなので。
ただ怪盗ロワイヤルが出てきたときって、既存のゲームクリエーターはあれが売れると思わなかったのです。
あれ自身はマフィアウォーズを参考にしているのですかね?
それでもコンシューマーのゲーム制作者にはあれをリリースする判断はなかったと思うのですよ。
あれは古典を知らないからこそできた対応ではないのかなと。
しっかり調べたわけではないのでそれを踏まえてなのですが、勉強している人は勉強していない人に負けることがあると思います。
勉強しているからと言ってそれが常に良い結果を生むわけではない、ということは頭の隅に置いておく必要はあります。