漫画ソムリエのコーナーです!
2021年4月はお気に入りの漫画が立て続けに発売された感じがあります。
今回は
・君は放課後インソムニア 6巻
・ダンスダンスダンスール 20巻
・ボールルームへようこそ 11巻
・BE BLUES!?青になれ? 43巻
・トニカクカワイイ 15巻
のレビューです!!
■君は放課後インソムニア 6巻
先月の漫画紹介でもケンコバさんがアメトークの「漫画大好き芸人」で取り上げていたという話をしていました。
これは少しうれしくなりましたね。とくにケンコバさんはあんまりイメージになかったので特にです。
高校生ならではの甘酸っぱい青春ものですから。ケンコバさんには少しロマンティックなところもあるのかもですね。
6巻は特に甘酸っぱかったですね。
やろうといしていること自体は夜空の撮影なのですが、夜寝られないということとその原因のほうが話の主題となります。
二人の関係としてはうまくいっているのですが、いかんせん高校生なので保護者の介入がありそうです。
若いころにでてくる眠れない悩みは自分だけで解消することが難しいですからね。
悩みを分かち合える人がいるのは心強いでしょうし、その人との交流が制限されるのもつらいでしょう。
次の巻でどういう展開になるのでしょうか?
■ダンスダンスダンスール 20巻
もう20巻に来ましたか!
確かに話に円熟味が出てきましたね。
オルガは先生として素晴らしい指導をするし、潤平はダンサーとして優れた才能を見せる。
成長物語としては少し課題が無くなってきた印象もあります。
どのあたりが物語のゴールになるか次第なのですが、最終的にどこに着地するんでしょうね?
恋愛の方は都が完全に空気ですね(笑)
ヒロインは完全に夏姫。まあキャラクターの魅力がそちらの方があるのでしょうがないかと。
この巻ではゲイリーの家庭の話も主題の一部でしたが、そこはそんなに盛り上がらなかった印象ですね。
■ボールルームへようこそ 11巻
こっちは11巻が出ましたか!
現状不定期連載になっているので刊行スピードは遅め。
でも竹内先生には自分のペースで無理なく進めてほしいです。
都民大会で優勝を飾り、その後日談的なところがお話の中心。
たたらも千夏も私生活もイキイキしている感じです。
ダンスダンスダンスールもボールルームへようこそもなんですが、途中でヒロインが変わっているんですよね。
共に意図的だったのかそうでもないのか。
最初はきれいで大人しめの女性に惹かれて、結局は積極的な女性のほうが着地していくというのはなしを転がすうえでは所がない展開なのかもです。
グランプリin仙台に話がつながっていくかと思いきや、目を負傷してしまったようです。
ダンサーとしてそれなりに成長してきていますし、雫に対する想いもそんなにこだわるものじゃなくなってきているし。
無理して出る必然性が無くなってしまっていますよねえ。
釘宮さんとリハビリっぽいことをするようなのですが、ケガとの向き合い方あたりがテーマになるのですかね?
■BE BLUES!?青になれ? 43巻
前巻ではでは龍が獅子雄にケガさせられるのでは?と危惧していたいのですが全然真逆。
獅子雄のおかげで覚醒する話でした。
スポーツ漫画ならではなの嫌な展開もなく好ゲーム。
田中先生はベテランなのでうまくミスリードさせられたようです。
こういうミスリードであれば大歓迎!
桜庭の活躍があまりなかったのが少し残念ではありますが、フィーチャーされていないわけでもなく。
テツヤと矢沢の活躍も見れたので本当に好ゲームでしたね!
■トニカクカワイイ 15巻
ちょっとびっくりの急展開でした。
畑先生が15巻は収録話を調整したという話を書かれていました。
本来なら15巻のラストは145話でした。売り上げとか考えたら、そりゃ次巻に引っ張った方がいいんだろうけど、一気に読んで欲しいし、一気に読んだ方が面白いだろうということで、第15巻は司の正体が判明する147話まで収録することにしました。なのでよろしく!よろしく!!! #トニカクカワイイ
— 畑健二郎@トニカクカワイイ (@hatakenjiro) March 29, 2021
確かにこれは一気に読みたいですね。
これって簡単に思えて調整が大変なはず。
もういい年齢になってきているのに制作は安定しているわ、SNS等の展開も滞りないわで畑先生のクリエーターとしての総合力にただただ脱帽です。
ある程度予想が出来ていた司の過去ですが、二人の出会ったときの話がこういうことになっているのは意外でした。
大きな主題に目を活かせておいて、肝心のところを予想させないでおくというのは良い手法ですよね。
女子高生が始まったのも、輝夜が出てきたのもこれからの展開を見据えてということなのでしょう。
ここからの展開がさらに楽しみになってきましたね。