マンガソムリエのコーナーです。
2月末から3月末くらいまでの作品、
ハイキュー!! 42巻
ダンス・ダンス・ダンスール 16巻
トニカクカワイイ 10巻
GIANT KILLING 54巻
ブルーピリオド 7巻
はしっこアンサンブル 4巻
をレビューしていきますよ!
■ハイキュー!! 42巻
この巻でガラッと話を変えてきましたね!
日向くんが体調不良で退場したところから話は始まります。
結果としてこの巻で春高バレー編は終了しました。
日向くんがいなくなった後も試合は続きますから、それがきちんと描かれていて好感が持てますね。
そして高校生活の結果が一気に披露されます!
まあ、やってもいいのでしょうがこれは正解だと思いますね。
今のペースでいくと三年卒業までに100巻超えてきますし、あと10年くらいかかる計算になるかと。
様々な要因で途中で終わるかもということを考えると、適切かと思います。
そうかんがえると「スラムダンク」とかもこれやっていてくれたらよかったのに、と思いますね
漫画連載が長くなってきたところで、各作品色々と工夫をしてきていますよね。
高校卒業編になりましたのでこの後の展開も楽しみです!
新しいチャレンジの方が面白いですからね、さらに期待しています。
■ダンス・ダンス・ダンスール 16巻
この巻は夏姫が良かったですねえ。
ダンス・ダンス・ダンスールは潤平と夏姫のやり取りが見たくて読んでると思います。
潤平の表現力の話も面白いかったのですが、ダンス未経験者には人同士の関係性の話のほうがいいですよね。
最近おとなしくてかわいいヒロインというのがうけなくなってきたように思います。
最初は五代都がヒロインで進めていたと思うのですが、もうほとんど出てきませんよね。
この方向転換(?)は良かったかと思います。
当初から予定していたものかもしれませんが!
ジョージ朝倉先生であれば、魅力的な女性の引き出しは多いでしょうね。
あといまさらながらダンスールってどういう意味なんでしょうね?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB
引用:ダンスール(danseur)は男性舞踊手を意味するフランス語で、女性の場合は「ダンスーズ」(danseurse)という。
男性舞踊手のことですか。潤平のことなんだと思いますが、「ダンスーズ」にも注目していきたいと思います!
■トニカクカワイイ 10巻
祝アニメ化!
この巻ですが個人的には牛丼の紅ショウガの話が面白かったですね。
この話みたいな分かるかわからないか微妙な話をぶっこんでくるのが畑先生の真骨頂ですね。
私は紅ショウガ入れない派です。
あとわき役の人たちのキャラクターの深掘りをし始めましたね。
これも畑先生の手法で、わき役を出していって認知度を高めて、それぞれを関連させてさらにキャラ人気を上げていくという。
ちゃんと狙ってできるところがすごいところですよね。
実は100話で大きな区切りがつくらしいのですが、この巻は99話で終わっています!
こういう構成力もすごいですよね。週刊連載をやりながらこういう調整ができるのは本当に尊敬します。
早く次の巻が出てくれないか楽しみです!
■GIANT KILLING 54巻
全巻から引き続いて、アジアカップ準決勝日本対オーストラリア戦ですね。
椿は活躍するものの、なかなか点が入らない展開。
オーストラリアは内輪もめしている状況で、日本が勝ち越すかと思いきや、そのあたりを乗り越えたオーストラリアが追加点を入れます。
この構成はいいですね。でももう少し展開が早くてもいいかなあ。
これだけ引っ張ったところで、
ということですよ!
これは今までGIANT KILLINGを読んできた人たちは燃えますね。
戦術的にもあっているし、ここまで出番がないというところも併せて狙ってきていると思います。
今後達海が代表の監督になるみたいな展開があるのですかね?
代表戦もいいですが達海の活躍も見たいです!
■ブルーピリオド 7巻
大学入試が終わってどう話が展開するのかな、とおもいましたがこういう話にしてきましたか。
通常は大学は行っちゃうと緩んでしまうし、周りもそれを許してしまったりするのですが主人公の矢口君に別の試練を与えましたね。
これは作者さんかその周りの人が抱えた問題なのですかね?
職業柄美大芸大出身の人は多く接してきたのですが、自分に自信がある人が多いイメージです。
なのでこの矢口君の悩み方は新鮮でした。
入学式の様子も面白かったです。
美大芸大の生活を書くだけでも面白いと思いますのでそれ半分、矢口君の成長半分で進んでいくといいなあと思います!
■はしっこアンサンブル 4巻
木尾先生の作品といえば「げんしけん」、オタクの一人として読んでいました。
私は大学時代はバイトばっかりだったので「げんしけん」のような経験はなかったですね。
これはこれで面白かったのかなあ。コミケに行き始めたのは専門学校に入ってからで、その時は「げんしけん」っぽかったですね。
オタク趣味に注力していた人たちはみな就職できませんでしたが…。
こんかいは「げんしけん」ではなく「はしっこアンサンブル」の紹介です!
ヤンキーの人たちと歌勝負をするのが最大の見どころ。
「スピッツ」の曲を選択しているのがいいですよね。正直合唱のところがわかりにくいのですが、知っている曲だとずいぶんそれが緩和されます。
ピアノ伴奏の倉田さんがいい味出していますよね。
藤吉君と倉田さんの関係が私的見どころなんですが、これは「げんしけん」的魅力ですね。
「げんしけん」もオタクネタというより、オタクの恋愛部分が面白かったと思います。
今後どのよう二人の関係が展開していくのかが楽しみです。