ゲーム開発でもお役立ちの自動化ツールがたくさんありますね。
どう運用していくのがいいのか考えていきます。
■すべての自動化がいいのか?
そりゃいいにきまっているでしょ?というのはエンジニアの意見のような気がします。
全部コマンドラインで動くようになっていて、パッチの更新だけでその挙動を変えられるというのは便利ですね。
絶対揺るがない定期処理なんかはそうなっていることに異論はありません。
ただコマンドラインツールってちょっと古い考え方かもしれませんよ?
新卒の若手に使えるようになって、と渡した後に困ることが出てくるように思います。
割とリッチなGUIツールで出来ている、なおかつそれがコマンドラインでも動く、というのは理想ではあるのですがメンテナンスコストが倍になります。
Unityでお手軽にツールを作りました、ということは新人さんでもできると思うのですがそれを自動化できるようにして、というのは一気にハードルが上がります。
そういうことが続くとツールを作ること自体をやめようという人が出てきてしまうような気がします。
■ツールのオペレーションはエンジニアがやるべきなのか?
個人的にはある程度プランナーに任せたら?って思います。
エンジニア以外ができるものはエンジニア以外に任せる。
現状の人員構成から行くとそれが適切かと思います。
プランナーがオペレーションしやすいようなGUIで作ってもらって、データのセットもしてもらう。
効率が悪いからエンジニアが自動化できるようにして、それのメンテナンスもエンジニアしかできない。
一番忙しい時にエンジニアがより忙しくなる、という状況になっているのであれば必ずしも効率化が進んでいるとは限りません。
ゲームではないSEをやっていたことがあるのですが、そこでは自動化が進んでいました。
2回以上やる可能性があるならツール化しましょう、ということをよく言われました。
確かにこれは効率的に物事が運ぶことが多いです。
ただSEだとすべての人がエンジニアなんですよね。
だからできる手段のような気がします。
そうでないメンバーがいるゲーム開発の現場では、自動化できるもの、すべきもの、というのをちゃんと考えて進めたほうがいいかと思います。