対立するような記事が出ていました。
・人を叱るときは「人前で」が、なぜ重要なのか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191223-00031519-president-life&p=1
・人を叱るときは「人前で"ない"」が、なぜ重要なのか
https://topisyu.hatenablog.com/entry/2019/12/27/073000
・叱る時は人前でと言う「裸の王様」
https://however-down.hatenablog.com/entry/2019/12/28/102507
「人を叱るときは「人前で」が、なぜ重要なのか」の記事を読んだときに、こりゃ反論が出るだろうな、と思いましたが案の定出ましたね。
ちょっと思うところがあるので書いていきたいと思います。
■私が思うのは
人前で叱るのはリスクですね。
少なくも私は意図的にはやりません。
でも私の経験での結論としては、
・人前でほめても叱らなくても個人が伸びるのは個人の都合にしかよらないのでそれに関しては大して気にすることではない
・人前で怒ることで個人の能力が伸びることがある
ですね。
何かやだなって思うのは「人を叱るときは「人前で」が、なぜ重要なのか」の方ではないです。
「人を叱るときは「人前で"ない"」が、なぜ重要なのか」と「叱る時は人前でと言う「裸の王様」」の方ですね。
ちゃんと読んでないか、読めてないかなんですが、題名に脊髄反射するような人はいかがなものかと思いますね。
■『人を叱るときは「人前で」が、なぜ重要なのか』の良いところ
この記事に反発を持つ人は、本当に人前で他人を叱ったことがあるのでしょうか?
で、その結果をちゃんと追ったことがあるのでしょうか?
普通ないでしょう。私もほとんどありません。
千人の子分がいて、それぞれが同じミスを繰り返したとしたら、千回、怒らなくてはいけないことになる。それでは身体がいくつあっても足りません。
こちらはその通りだと思うんですよ。これは千回叱らないといけない立場の人にしかわからないことでしょうね。
ほっておく方がまずいので、誰にも叱らないよりは人前であっても怒る方が良いでしょう。
人前で叱る前に褒めている
これはなるほどねえ、と思いました。そんなやり方あるのね。
これを試していて、それでも人前でしかることを否定しているのであればよいと思うのですが。
■私が人前で叱られてよかったと思うこと
すごく怖い上司が何人かいました。
その中の一人の人には衆人の前ですごく叱られました。結果委縮してしまってその人の前では能力を発揮することができなくなりました。
ただその人の下を離れた後は、叱られた内容を常に気にするようになっていました。
その結果細かいところまで気にすることができるようになったんですよね。
別の一人には忘年会で名指しで怒られました。
400人くらいいる前で私だけ、名指しで注意されたんです。
まあ内容はそんなに重いものでなかったのもありますが、これは気持ちよかったんですよ。
この人は仕事ができる人だったの、下手すると名前も覚えてもらえないような人がたくさんいました。
にもかかわらず直接の部下ではない私を名指しで注意してくれたのです。
これ以外にも時折嫌味みたいなことを言われたのですが、私の方から避けるようなことがありませんでした。
多分気にかけてくれていたんですよね。
結果この人に叱られたことも自分の中に良い形で残っています。
■人前で叱るのは
技術がいるんですよ。多分。
あと本人に能力がないと効果がない。
成長させられるという側面では、ほめるよりも効果があります。
なので、人前で叱らないという人は人を成長させるということに関してそもそも手抜きなんですよ。
私はやりません。そこは手を抜いてもいいと思っているので。
人前で叱ることの負の効果の検証結果を出す人がいますが、いずれも短期的な考察な気がします。
受け取る側の方に適した訓練が行われていたら、人前で怒る方が高い効果が出るような気もします。
■そもそも
人前で腹を立てない人は信用されませんよ。
意味なく怒ってばっかりな人もダメですが。
物事を一生懸命やっていたら腹も立つでしょうし、つい人前で怒ってしまったりもするでしょう。
それはみんな総合的に見てますよ。「怒った」という現象だけ切り取ってみている人はちょっと変ですよね。
それくらい自分を追い込んでない人が、追い込んでいる人を批判しているのだとしたらそっちの方がおかしいと思うんですよね。
そもそも「叱る人」を批判している人って、人前で人を叱っている人と何が違うのでしょうか?
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