書評:鬼物語

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今回は「鬼物語」の書評を行っていきます!

■今回の語り部は暦

やっぱり暦メインの話は面白いですね!

へこたれないキャラクターがいいのかなあ。

かなりテンポよく読み進めることができました。

序盤の速い展開もよかったですね。

ちゃんとドキドキハラハラするし、八九寺も活躍しているし言うことなしです!

■忍の昔語り

最初の眷属と忍との関係がどういうものだったのかというのは、私のみならず気になっていた人は多いかと。

そこが今回語られましたが、割とざっくりな感じでしたね。

過去話はそれなりに面白くはあったのですが、最初の眷属との話はぼんやりとした感じ。

それこそ元カレの話を聞かされているような感じではありましたが(笑)

もう少し恋愛チックな話が聞けるかと思っていたのですが、そこは期待外れでしたね。

妖刀心渡の話も、もう少し具体的なものが聞けるかと思っていましたが。

それはまた別の会のお楽しみなんですかね。

■伏線の回収

ここまで放置されていた伏線はいくつか回収されました。

過去から戻ってきて八九寺と再会した後の話。

夏休み終わった後に暦が疾走していた話。

忍が一人で暦の部屋にいた理由。

心のもやもやがやっと晴れました。

■ラストに関して

伊豆湖さんが登場しています。

今のところ万能キャラクターなので逆にこれといった特徴がないですね。

くらやみの謎、八九寺に関して個人的には納得の内容だったりします。

「鬼物語」では八九寺の話がたっぷり読めてよかったです。

暦との関係でかなりいいキャラクターになりましたよね。

私が話を作るときにこういったキャラクターを考えられないと思うのですよね。

ほかにあまりいないキャラクターだと思いますし、そういうキャラクターは貴重ですよね。

最後に出てきた扇も、これから活躍しそうないい登場の仕方をしました。

■いよいよ次は

セカンドシーズンの最後を飾る「恋物語」。

シリーズを通してひたぎよりも忍との関係性のほうが深まっています!

ひたぎのヒロインの座危うし!でしょうか?

「恋物語」ではそれを覆すことができるのか?

また撫子の話に片が付いていません。

そこあたりの話になるのでしょうか?

夢渡が本作で語られたのも、撫子との戦いに使うからなんでしょうか?

あと暦の受験は?

いろいろな楽しみを持って、「恋物語」を読んでいきたいと思います!

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