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話の伝え方について

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こちらの記事が言っていることは間違ってはいないと思うのですが、これができても根本的な解決ができないです。

なぜそうなるのかというところを書いていきます。

■頭がいいからといって聞く能力が高いとは限らない

これは実際にそうなんですが、話を聞く能力と頭の良い悪いは別です。

何かの能力が高い人であれば話を聞く能力も高いだろうと思い込みがちですが、全く別の力なのです。

でも何かの能力が高ければ出世はしますからね。

偉い人だと誰も注意しませんし、その人に合わせた話し方をするしかないです。

■論理的な人の罠

論理的に物事を考えらる人は、上手に話を聞けそうですよね。

これも多少誤解があります。

論理的に物事を考えられる人のすべてとは言いませんが、多くの人が事実と話していることが異なると話を聞けなくなってしまうのです。

まあ論理的ですからね。破綻してたら気になって進まなくなってしまうのです。

おかしくないと思うかもしれませんが、技術的な質問をしに行ってその質問の中にちょっとでも違うことがあると全然話が進まなくなることがあります。

わからないから質問しにいっているのに、完璧な質問でないと答えられないとすると質問できないですよね。

大概は完璧な質問ができるなら、その物事について理解ができているわけです。

■質問が下手な人の正体

この人は質問が下手だ!といわれる人はそもそも理解ができていないんですよ。

でその人に対してわかっている人たちが「質問が下手だ」と判断するわけです。わかっている人たちがそう判断しているのならそうだろうと周りも思うわけです。

でも違うんですよ。理解できていないだけ。で、理解するために質問しているのに完璧な質問を求めてるからおかしなことになるのです。

こうなるとどっちが悪いかわからないですよね。物事の解決を考えると分かっている人のほうが歩み寄るべきだと思いますが。

あと論理的な人は感覚的な話をすると、情報をイエスかノーかに倒してしまうことも多いです。

「〇〇という問題があるのですが、おそらく大丈夫です」という話が理解できないんですよ。

できるのかできないのかはっきり言ってくれ、というのですが伝えたいことは「〇〇という問題があるのでだめかもしれないがおそらく大丈夫」じゃないですか。

そういう形で理解できないんですよ。できるかできないかしか判断できない。イエスかノーかでいってくれ、という人は私は若干能力にもんだありだと思っています。

■伝えるということ

究極的には相手が欲しい情報を、欲しい形で出すしかないです。

この論理的な思考をする人の例であれば、成功するか失敗するかわからない情報であれば、自分で判断してどっちかに決めて伝えるしかない。

成功するといって成功すれば正しいことを言っていたと思われるし、成功するといって失敗したり、失敗するといって成功したりすれば正しい情報を伝えない奴と思われるでしょう。

仕事の成否って「運」だっていう人が多いのはそういうことなんですよ

99%の成功確率のものを失敗することはありますし、逆もそうです。

世の中の成功者なんて1%の成功確率のものを成功すると言い切って、それをたまたま3回くらい連続で出来た人のことを言うんじゃないんですかね。

なのでこの記事のように自分の伝え方を工夫することで精度を上げようとする方法は、まああんまり解決しません。

それよりも仕事の成否の見積もりができるように努力するほうがいいかと思いますね。

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