ひょんなことから「ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活」のコウ先生を知りました。
この間ブログで書いた、小山田いく先生関連のツイートしてからですね。
同じ作品を好きであったのならコウ先生が書かれたものも楽しめるのでは!ということで読ませていただきました。
■転生物の小説やラノベについて
読んだ事のあるラノベ、ということだと話が長くなりますよ。
ロードス島戦記のリアルタイム世代ですから。
「ぼくらの」シリーズも読んでいましたし、「異次元騎士カズマ」シリーズとか大好きでしたね。
ラノベだけでなく小説は読んでいますね。学生時代は赤川次郎先生が好きだったかな。
社会人になってから、落合信彦、シドニイ・シェルダン、スティーブン・キング、海堂尊、伊坂幸太郎、石田衣良(敬称略)、の作品をよく読んでいます。
最近だと「さくら荘のペットな彼女」、「ナイツ&マジック」なんかが好きですね。
あと転生物はコミカライズされたものをよく読みます。
マンガソムリエのコーナーでもよく紹介しています。
仕事帰りのつかれている状態だとコミカライズされた転生物は展開が早くて読みやすいんですよ。
■作品内容
転生した高校生の美咲が異世界で生活する異世界もの。
彼女の特殊能力は「元の世界で自分が購入したものを出せる能力」。
たどり着いた小さな街で、その能力を使って生活していく物語。
能力自体はすごいのですが、周りの人に変な目で見られないように工夫して使用する、というところが作品の面白さになっていますね。
■ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活 に関して
第一感想としては、これはSFものといった方がいいかもしれないですね。
SFも好きでしたよ。「私はロボット」なんかも子供のころに読んでいます。「大宇宙の少年」とか大好きだったなあ。
ちゃんと舞台考証がしっかりしていて、そのあたりが気になって転生物が読めない、という方にもお勧めできます。
SFものでありながらファンタジーものでもあります。
SFじゃなくてファンタジーが読みたいんだ!という方にもちゃんと訴求する内容かと思います。
あまり「俺つえー」な内容でないのと、今のところ恋愛要素は低めなのでそこを求めている人には向かないかもですね。
転生物の小説をあまり読んでいないのは、結構突っ込みどころが多い作品が多いからなんですよね。
マンガだといいのですが、小説だとところどころ引っかかって話に集中できなくなるんです。
本作に関してはそういったことろがなく、引っ掛かりなく楽しめる作品になっています。
■気になったところ
ちょっと気になったのは「縦軸」がはっきりしないところですかね。
縦軸とは、大魔王を倒すとか、どうしても現代に戻るとか、です。
あと、転生前の生活がほぼ出てきていないのも気になります。
そこは敢えてそうしているようなのですが。
魔道線という要素が出てくるのですが、これが作品の特徴となっています。
今後はこれが話の中心になってくるんでしょうね?
正直なところ絵的なイメージがわかないので、イラストとかで1枚あればいいのになと思いました。
■総評っぽい
第1巻は世界観とキャラクターの紹介に終始したという感じですかね。
まだまだ書きたいことがたくさんあるので地固めをしたという印象です。
話の最後の方で今後の展開で重要になってきそうなキャラクターも登場し、次の巻以降で大きく話が展開していきそうです。
本作は本当に読みやすい、という部分がいいですね。あと主人公のの美咲に不思議な魅力がありますね。
派手なところが全然ないのですが、地に足がついている感じたとても好感がもてます。
頭がいい女性、という部分が魅力なのかなあ。文体と合わせてイライラするところが全くないんですよね。
私が今の若い子たちに感じている印象がこれなんですよね。無理をしないけれどもしっかりしていて、ちゃんと努力している。
そういったところにもリアリティというかリスペクトがありそうなところも魅力です。
うまく説明できないのですが、こういった部分が小山田先生のファンの方なんだな、と感じます。
早速第2巻を注文しました!
あと3巻の予約が始まったみたいですね。
相変わらずネタバレなしにするために話の本筋に関してまったく紹介していないのですが、普通の小説が好きで転生物も読んでみたい、という方にはお勧めとなっております!
最近専門書を読む方に追われていて小説が全然読めてなかったんですよね。
やっぱり小説は楽しいです!
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