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【久井田の退職の真相は!? ゲーム業界お仕事マンガ】『チェイサーゲーム』第32話 破邪の封印(4)感想!

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魚川さん編終了というよりは久井田さん編終了でしょうか。

読み終わった第一感想としては、思い出さないようにしていた記憶を無理やりほじくり返されたような気がします。

私と同年代くらいのゲーム開発者の人は、似たような経験がある人が多いのでは?

ちょっと今回も自分語りが多くなりそうですが、感想スタートです!

https://www.famitsu.com/serial/chasergame/202008/17203536.html

■一身上の都合で退職に嘘はない

どこかのカフェですかね?魚川さんと久井田さんがお話しています。

魚川さんはやむにやまれない理由で退職したと思って久井田さんが、ガールズバーで働いていたことにお冠のようです。

二人は同期なんですよね?

なんやかんや同期だとやめるときの相談というか雑談なんかはすると思いますが。

それができていないということは、若干二人の間に問題がありそうな気がします。

業界から離れても同期会なんかはやったりするものですしねー。

■クリエーターを目指して実際にそうなった?

今はどうなんでしょうね。

たくさんある職業の中で、一番ましだからという理由で選んでいる人の割合はぐっと多くなっていると思います。

私が就職した二十年前だとどうしてもゲームクリエーターになりたかったという人の割合が多かったはず。

そうじゃないと入れなかったし、当時はそんなに先行きが明るいわけではなかったので。

それでも2、3年するとぽろぽろと変な理由で辞める人が出てきていました。

「思ったような職業じゃなかった」。

私の周りだとゲームが好きで入ったけど、ゲームやる時間が取れないからと言って辞めた人が意外に多かったかな。

個人的には「ゲーム好き」は微妙で「ゲーム作るのが好き」じゃないと長続きしないと思っています。

■コスプレが趣味なの

もうね、これが正直理解できないんですよ。

仕事以外になんで大切なものがあるのか?って。

今でこそ家庭があってそちらを優先しているのでわかるのですが、それまでは仕事より趣味を優先させる人がわからなかった。

だってそういうものを捨ててゲームクリエーターになりたかったのに、なれなかった人をたくさん見てきましたから。

若いころに社員旅行があって強制参加だったのですが、先輩の一人がすごい不機嫌でした。

優秀なプログラマーだったのですが、土日は自分の好きなプログラムを好きなだけできる日なのにそれをつぶされたから怒っていたわけです。

そんな人に囲まれてどうにかおいていかれないようにするためには、趣味とかの余裕なんてなかったですけどね。

■あの瞬間の笑顔が嘘だったとは言わせません

まあ嘘ではなかったんじゃないですかね。

流されてたという部分もあるし、仕事に対する責任感とか、満足度もあったのだと思います。

1回は勢いで超えられるんですよ。

それでもそれを何度も踏み越えようというのは「はじめの一歩」でいうところの”人外”への道なんです。

「3月のライオン」でいうところの何度でも深い海に潜っていくということなんです。

「ゲームが好き」だとか「プログラム、デザイン、サウンドを仕事としてやりたい」とか、それだけでは続けられない苦痛がそこにあるのです。

ただの作業員として人い言われたことをやるだけならいけるのですが、久井田さんはそういうところで割り切れなかったのでしょう。

自分が好きなものが別にある、と気が付いてしまっていることも要因になったかもです。

■まるで言っている意味が分からない

もう魚川さんの表情に大爆笑で、苦笑ですよ。

CC2さんは攻めてますよね。

今の新人で就職活動している子たちはほとんどが久井田さん側です。

それでもCC2さんはそっちじゃない人達が欲しいと言っていると取られてもおかしくないじゃないですか。

大きなかけだと思います。

でも私がどちらかにチップをかけるのであれば、CC2さんのやり方のほうにかけます。

全員がそうでなくていいので、毎年一人は魚川さん側の人に来てほしいわけです。

そういう人が一人でもいたら引きずられてやってしまう人はたくさんいます。

そういう熱狂がない、少ないとゲームを本当に面白くするのは大変なのです。

■俺たちが戦わない理由にはならない

実際に現場にいるとげんなりさせられることが多いです。

変な条例作る人たちはいるし、面白くさせないように仕事させにくいようにしているとしか思えないルールを押し付けられることも山ほどあります。

ただ自分自身や家族の病気で、自分の意思とは関係なく辞めないといけない人たちだっているのです。

前に進める気力があるのであれば進んでおいたほうがいいです。

成功しているときというのはそれに気が付かないんですよ。

なんでこんなつらいんだって必死になって対処を続けているだけ。

何年かたった後にそういえばあの時は成功してたのかもって、思えたりはしますが。

両目がふさがってジャブしか打てない状態でも、手を出し続けることができる人はまだ成功の可能性があるのです。

大変だからって手を止めてしまう人は勝てる試合ですら落としてしまうかもですよ。

■退職理由の実態

人間関係99%ですか。

うーん、正確には違うかも。

個人的には能力問題だと思うんですよ。

能力がなかったとして、気にしなければいいのですがどうしても負い目が出る。

そうなるとやめたくなるので。そういった意味では人間関係で正解なのかもしれませんが。

どんなひどい状況でも前に進める人は進めるし、そうでない人は早めにつまづきます。

採用の時点ではどんなひどい状況でも前に進める人前提で採用しているので、業界的に遠慮がないんですよね。

そういったときに自分を支えるのは技術なんですよ!

だからこそ黒田君みたいな子がいいと思うのですよ!

技術を継続的に維持していくためには情熱が必要ですけどねー

■いやあ第3部からの展開は

面白いですね。

ここまでも本音度が高いとは思っていましたが、誤解される危険度のリミッターを外してきた印象があります。

モデルになっている人がいるのにもかかわらず、遠慮がなくなってきている!

いよいよ次はタツヤにフォーカスが当たりますか。

私はずっとなんでタツヤが主人公なのかということが気になっていました。

明確な理由があるのだと思います。

あと個人的に現場で一番やばいのはタツヤみたいな人なんですよ。

■そこまでやる必要あるの?

最後に今回の話で出てきた久井田さんのセリフに対してコメントします。

やる必要はありますよ。

逆にそこまでやる必要あるかといわれるくらいやらないのであれば、最初からやらないほうがいいんです。

どうせろくでもないものしか作れませんから。

ここでブレーク踏めば曲がれるってわかっているところでブレーキ踏んでいる人のレースなんて誰が見たいんですか。

そこまで引っ張ったら事故るって思うところまでアクセル踏んで、それでも曲がり切るから奇跡で、ユーザーはそれを見たいんですよ。

それができるって信じられないのであればなんでクリエータになろうと思ったのかがわかりません。

事故ってボロボロになっても「次はちゃんと曲がれるから!」って笑って言える人の作るものが、面白いと思ってもらえるものなんですよ。

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