なかなか時間が取れなくて読めなかったこちらの本の書評を行います!
コミカライズ化も始まって、盛り上がっているようですね!
■恋愛要素は?
2巻のラストあたりで匂わせていた、恋愛要素はほぼ出てきていません!
こいつはがっがりだ!
ミサキは割とそちらにたんぱくな感じがするので、恋愛要素が入ってきたらどのようになるのかというのを楽しみにしていました。
お話し的にあまり親和性が高くないと思ったのですかね?
まあ露骨なハーレムっぽさや、百合っぽさは本作には合わないような気もします。
序盤の面白さはいいのに、ちょっと話が詰まって恋愛要素が入ってくるといきなりたどたどしくなるラノベも多いですから…。
そういった作品に食傷気味な人にはお勧めできるかと思いますね。
■バトル要素
飛竜が出てきた当たりはワクワクとした展開になりましたね。
科学的な対応でモンスターをどう倒すか、という楽しみ方ができます。
魔法の要素をSFと絡めるのが本作の良さなのですが、SFを参考にした武器はファンタジー世界だと強くなりすぎるかもしれませんね。
ちょっと夢がない話ですが、実際にゴジラが出ても自衛隊に勝てるわけがないそうで。
所詮たんぱく質で作られた体の動物は、近代兵器にはかなわないわけです。
本作は仕入れることが出来る物質に制限がありますから、そのあたりでバランスがとれていますけどね。
ミストの町にいると食堂の話は興味深く面白いのですが、話が進みません。
ミストから離れさせるために、レールガンで飛竜を落とす必要があったのかな。
■自由連邦への旅行
王都が海から遠いのは意外でしたね。
昔から大きな町というのは海か、海にそそぐ大きな川の近くにあることが多いです。
基本船で海と行き来できる方が発展しやすいですからね。
ロンドンにしてもパリにしてもローマにしても、東京だってそうです。
海の街ではもう少し事件が起こってもよかったですかね。
無人島に流れ着いた白狼を退治しに行った話なども、もう少しフラませてもよかったかと。
主人公がスローライフを望んでそうなっているんだからいいのかな。
旅の途中に着た、美咲の巫女衣装はイラストで見たかったな~
■エリーの登場
獣人の子供のエリーが登場しましたね。
子供のキャラクターの登場があると話が展開しやすいです。
すでに強い主人公だとピンチになりにくいですから。
子供のキャラクターなどを絡ませることで、ピンチの状況を無理なく作りやすくなります。
何かの能力を育ててみてもいいですしね。
■自分がミサキの立場なら
ミサキの力を持っていたら今までに買ったものを、呼び出せるわけじゃないですか。
そして強いモンスターとかもいるわけですよね。
自分ならどうするか考えるのは楽しいですね。
買ったものの中から選べれる。
自動車もガソリンも買っているから、随分とそれだとチートですかね。
武器になるようなものは買っていないなあ。
鉄砲に改造できそうなモデルガンすらかったことがないです。
ほんと買ってきたものが漫画とゲームばっかりで、あんまり役に立たなさそうです。
あえて戦うものを作るなら毒薬ですかね。
普通の生活用品も組み合わせで、結構化学兵器は作れたりします。
その作り方が載っている本が必要ですが、そういうのは買ったことがなかったなかー。
あー、直接的にガソリンで爆薬作ればいいのか。
それはなんかロマンがない武器になるな。
■今後の展開
WEBのほうは完結したということでちょっと目次だけ見てきました。
次巻位で完結かな、と思っていたのですが章だけ見てみるとまだ随分と残っているようです。
まだあと2巻分くらいは出そうですかね。
ここまで伏線としてちりばめられたものが回収されていくと思いますので楽しみです。
私は単行本派として、4巻の発売を待ちたいと思います!