今巻は今後展開が楽しみな要素がたくさん出てきました!
第4巻の紹介です!
■序盤はエリーを中心に
序盤は狐人のエリーをかわいがる話が展開されていますね。
ファンタジー世界なのに色鉛筆や紙を与えて、尚且つおいしいおやつまで!
甘やかしすぎではないでしょうか!
主人公の子供だと大丈夫かな、という懸念が出ますがかわいがっているといえども他人の子ですからね。
甘やかしを安心してみていられるのはいいですね。
■物語が動き始める
ミサキたちが蒼の迷宮に挑戦する話がこの巻の見どころ。
ダンジョンのゲームのようなギミックが興味深いですね。
ベルとルーシーというキャラクターが話に絡んできているのもバリエーションが出てきていいですね。
やっぱり冒険しないと面白くないですし、そういう中での関係性の描写は物語を面白くしていると思います。
ガチャではないですが、アーティファクトで何が出るのかという所もドキドキしますね。
迷宮はかなり良い設定に思います。
■アーティファクト
まあネタバレするとスマホを手に入れることが出来たわけです。
もう携帯電話が普及して20年くらいたちますよね。
そう考えると移動できる通信機器がない物語は少しイライラしてしまうんですよね。
この機械の登場は物語の展開がスムーズになってよいかと。
自分がゲーム作る時にも何かしらのそういう機器を、世界観に合わせて用意しておかないとまずいですね。
40代以降の開発者はない時代も経験しているのであることに違和感があるかもしれませんが、もうそれが受け入れられないくらい生活に必須のものになったんですよね。
■白い竜
割と突然の白い竜の登場。
迷宮の門を作成して飛び立ってしまったので、あまり詳細は語られなかった感じですね。
この竜を迎え打つのにレールガンを使用するかどうかという記載があるのですが、ここが良かったですね。
私がSF好きだという所もあるのでしょうが、武器の能力がしっかりと記載されているのは想像力を掻き立てます。
自衛隊のひとが実際にゴジラが出たらどうするか?という話の中で多分今の自衛隊の装備なら楽勝だという話をされていました。
結局たんぱく質で出来た体表だと現代兵器にはかなわないんですよね。
ミサキが持っている武器はギリギリ致死力がありそうというバランスがいいです。
普通は内臓を損傷させれば勝てそうですが、魔法防御的なものがあると倒せなくなりそう。
個人的にはこういった描写が増えると嬉しいなあ。
■最後に
表紙の折り返しの著者解説のところに4巻でようやく折り返し、と書かれていますね。
ここから各迷宮の話になっていくのですかね?
物語が進んでいく方向性がはっきりした巻なのではないでしょうか。