いやあいろいろと衝撃の展開があった第52話ですが、こまけーことはいいから感想をスタートです!
■まるで駄目だよ
ユーキの目が相変わらずモ〇ゴルマンで、ガチ〇ピンにも見えますね。
実際は現場でこんな露骨に駄目だしされることはまれです。
割と優しい人が多いので、遠回しにやり直してといわれることが多いですね。
そういうことが繰り返され、ある一定のところを超えたところで相手が怒り出すということが多い。
相手が怒るというのは実はまだいい状態で、相手に期待しているからなんですよ。
怒っていた人が怒らなくなるのは退職するシグナル。
もう怒っても無駄だと思っている状態なんですよね。
■余裕がない感じ
まあそうでしょうね。
でもある意味余裕がない感じで仕事するのが当たり前だと思いますけどねえ。
他の人がブレーキ踏むところでアクセル踏んでいるから、他人より優れたコンテンツが作れるんですよ。
自分だけアクセルふかしている状態を続ければそりゃ余裕はなくなります。
でも実際問題限界ギリギリでゲーム作っている人のゲームと、そうでない人のゲーム、どっちがやりたいですか?
ただユーキの場合問題なのは、楽しんでやれてないことかなあ。
張りつめてやっても楽しむことはできます。
そのあたりの区別がつくともう一段上に行けるんですけどねえ。
■俺の方が勝っている
こういう考え方は最近は否定されがちですね。
でも個人期にはゲーム制作には必要だと思っています。
ゲームの面白さって技術や知識も大事ですが、執念って伝わるんじゃないかと思っています。
大した技術がない、ペース配分がわからない若手のがむしゃらな制作物でも、結構ユーザーに伝わるんですよ。
普段私が技術や知識が必要って言っているのって、そういうものを普段から積み上げておかないと土壇場で執念が出せないからです。
積み上げたものが大きいからあきらめないようにできるんですよ。
それがない状態で執念だけを持って制作を行うことなんてできないと思います。
なので技術が必要だと思っていますが、ゲームを面白くするためにはさらに別の何かが必要だとも思っています。
私が技術を積み上げるのと、ユーキのように普段の行動や言動で自分を縛ることもある意味同等かと思います。
ユーキのような言動が正しいのかどうかは、自分の人生を8回くらい繰り返してみないと答えが出そうにないです。
私個人としては「正しいだろう」と思っています。
というかそういうやり方しかできない、というのが本当なのですが。
■そして年を取った達也
うっへ、タツヤがいきなりナイスミドルになっていますね。
こういう落ち着いた大人になりたかったもんです。
私が37歳の時なんて、全然輩みたいでしたけどね。
TGSフォーラムに参加して、確実に出世しているみたいですね。
私もTGSでイベントステージやったことあるのですが、司会も同時に出てくれる声優さんのアテンドも全部自分でやって、大変だった想いでしかありません。
忙しい中で人が割けなかったので、打ち合わせも台本も自分で作って前日の夜幕張入りして夜中まで打合せ。
その後早朝から声優さんアテンドして、ステージ。
きらびやかに見えるステージも、裏側を見たらそんなもんだったりするんですよ!
それでもいい思い出なので、またやる機会が欲しいなあと思います。
■『夢』とはなんでしょう
夢かあ。
私は結構叶っちゃった側なので最近はあんまり考えたことないですねえ。
私の夢はゲームを作る人になることで、できればディレクターをやってみたくて、大ヒットするゲームに携わること。
ありがたいことにどれもかないました。
後は自分がディレクターで大ヒットを飛ばすことが残っているくらいですかねえ。
ああ、若いころは『オスカーをとることが夢』とか言ってましたね(爆笑)
そのころはゲーム開発で成功すれば映画を撮ることが出来るかも、みたいな風潮があった時代で。
海外にわたってピクサーのような会社に入ることを検討していた時期もあったなあ。
今となっては思いっきり仕事が出来ればいいなあと、とだけ思っていますかね。
家族が出来てからは家族を大事にしつつ仕事をする、という考えに変わりました。
それを実現しようとすると大規模開発はやりにくくなるんですよねえ。
ある意味人生のすべてをかけないとできないのですよ。
そういう仕事のやり方をする人はユーキのようになるのもしょうがないのです。
■そして死んでいた
松山社長何自分殺してるんですか(大爆笑)
実際の人物を出している作品だと自分以外の人を殺すのってかなり勇気がいるんですよ。
作中で殺しちゃった人が病気とかになると、なんか悪いじゃないですか。
だから誰かを殺す必要があるなら、松山社長になるんでしょうね。
私は予想していなかったのでびっくりです。
そして第4部が終わり第5部が開幕するわけですね。
さあ、ますます続きが気になりますね。
個人的にはその後のユーキがどうなったのかが非常に気になります。
ユーキみたいな人が成功していくのか、そうでもないのか。
フィクションとはいえ松山社長なりの答えが反映されていると思うんですよね。
私個人は成功していると思う。というかしていて欲しい、になります。
実際そのあたりが明かされるかどうかはわかりませんが、続きを楽しみに待ちたいと思います!