ここ数日盛り上がっていますね。
意見というか現場の状況や、これからの予測について書いておきます。
お約束ですが免責を、本記事は私個人の見解に基づくものであり、所属団体・部門見解を代表するものではありません。
■現場への影響は?
私のいる現場だと正直なところあまりないですね。
アンリアルエンジンでモバイルゲームを作成しているところは、結構困っているでしょうね。
コンシューマでアンリアルエンジンを使用しているところも、あまり気にしていないと思います。
Unreal Engineを採用したゲームソフト一覧 を見てみますか
日本だとスマホでアンリアルエンジンでというゲームはあまりないようですね。
実況パワフルサッカーってアンリアルエンジンなんですね。
やったことないのですが少し意外です。ここのチームなんかは現状どうなるか気が気でないように思います。
そして私の周りでも今後のアンリアルエンジンを使用しての開発はやめたほうがいいのではないかという意見が出始めています。
■Epic Gamesについてどう思う?
うーん、正直なところその会社さんが決めたことなのであればいいのではないかと思います。
アンリアルエンジンを使用している会社さんにとっては若干騙されたとか、巻き込まれたという感覚はあるでしょう。
でもそれがいやだったら最初からエンジン選びは慎重に行うべきです。
もともとこういったことを考えてアンリアルエンジンを提供しているのか、結果的に採用するタイトルが増えたから踏み切ったのかは不明です。
でもまあ、それを含めてEpic Gamesの戦略ですから。
あとiOSやAndroidの新しい課金形式が生まれるかもしれませんし。
あまり損はなく、下手すると得まであるのでそんなにネガティブにはとらえていません。
■なんでこんなことが起こったか?
テンセントが陰で糸を引いているとかいろいろ言われていますね。
そのあたりに関してはそこまでではないかと。
そこかに圧力をかけられたからと言って言っていいなりになっていたら、ゲーム会社なんてあっという間につぶれてしまいますから。
Epic Gamesにとってモバイル部門はそんなにうまみのある市場ではなかったのではないですかね。
そういう状況でわがままが通って、結果利益が増えればラッキーくらいの感覚のような気がします。
今後の通信状況の改善により、スマホとか通信キャリアというものの存在意義が確実に下落していきます。
そういった時代を見据えて新しいゲームプレイの状況を作っていく、ということとセットの戦略ではないかと。
あとPS5なんかはアンリアルエンジンで作成することが前提のように思うのですよ。
そちらがある程度盤石で進めるのであれば、モバイルのほうは切ってもいいように思ったのかもですね。
今後アンリアルエンジン派 VS 非アンリアルエンジン派という図式は進むかもしれません。
■個人的見解としては
様子見ですねー。
モバイルで作成するならUnityだと思いますし、次世代機の開発なら影響がなさそうだし。
中国市場をにらむか、欧米市場をにらむのか、という話にもかかわってきそうですがまだまだ状況は変わるでしょうしね。
どんな状況であっても面白いゲームを作成できる、という自信があるのであればあんまり気にしなくていいのでそうありたいと思います。
ただAppleとGoogleが裁判で負けたりはしないと思いますよ。
どちらかが譲歩する可能性はありますが、現状ないと予想します。
AppleもGoogleも最後の稼ぎどころですから。