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ゲーム制作で求められる音声について

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この間ゲーム開発における声優さん収録の話を書きました。

こちらの記事はあんまりうまく説明できてないと自分でも思っていたのですが、良い記事を見つけましたので紹介したいと思います。

■エロゲにバイノーラル音声が実装されにくい理由

こちらエロゲ制作の話をしていますが、基本ゲームなら一緒なのです。

ゲームというのは基本インタラクティブな動きを伴います。

ユーザーさんがキャラクターを自由に動かせるのが前提ということです。

自分と他のキャラクターの位置が決まっていないことが多い。

だからと言って距離が遠いパターンや近いパターンなどを分けて収録するのは現実的ではありません。

遠い近いだけではなく、上下とかありますしね。

であればクリアな音源をプログラムで制御するほうがゲームでは使いやすい音になるのです。

■一方声優さんは

遠い、近いなどの距離を表現してほしいと言ったら対応してくれます。

逆にプログラムなどで変更させることを嫌がる人が一定数います。

エフェクトとかも自由にかけられると楽になることは多いのですが。

シチュエーションを言ってくれれば、それ用に演技するからと。

あと掛け合いなどで共通で使用する音声なども嫌がられることがあります。

同じセリフでも、Aというキャラクターに言う言い方とBというキャラクターに言う言い方は変えている、と。

そのあたりちゃんと対応したいとも思うのですが、音声は何気に容量を取るので現実的に難しかったりします。

あとAというキャラクターとBというキャラクターの音声の数が違うとか、容量が違うとかは不具合の温床になったりもします。

収録ワード数で収録費用が多少変わるので、そういった問題も出てきます。

※まあ実際はそんなにワード数では変わらないですけどね。でも収録費用で変な個人差があると、現場だけでなく監査や稟議で突っ込みが入ることもあるのです。

■ゲームとして最適な音声は

やっぱり有名な声優さんは魅力的な演技をする方が多いと思うのです。

ただゲームとして最適を考えたときに、開発側で自由にやらせてくれる人のほうがいいのでは?と考えることが多くなってきました。
だからと言ってこだわりがない人は、結果良い収録にならないことが多かったりもしますので難しいですね。

アニメも役者さんを使ったり、芸人さんや旬なタレントさんを使ったりしますよね。

ゲームもそういうことも含めてもっと工夫していかないといけないかと思います。

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